きょうどくせい‐とりインフルエンザ【強毒性鳥インフルエンザ】
鳥インフルエンザのうち、感染した鳥の致死率が高いもの。家畜伝染病予防法では、平成23年(2011)4月の法改正以降、高病原性鳥インフルエンザと呼んでいる。 [補説]改正前の家畜伝染病予防法では、...
しんがたインフルエンザ‐ウイルス【新型インフルエンザウイルス】
1 人から人に感染する能力を新たに獲得したインフルエンザウイルス。ほとんどの人が免疫をもたないため、世界的な大流行(パンデミック)を起こすおそれがある。 2 特に、2009年に出現した新型インフ...
パンデミック【pandemic】
感染症が世界的規模で同時に流行すること。また、世界的に流行する感染症のこと。世界的流行。汎用性流行。感染爆発。パンデミー。「新型インフルエンザが—を引き起こす恐れがある」「スペイン‐インフルエンザ—」
ファビピラビル【favipiravir】
抗ウイルス剤。商品名「アビガン」。一本鎖RNAウイルスが宿主の細胞内で自己複製するために必要なRNAポリメラーゼの働きを阻害することでウイルスの増殖を抑える。2014年に日本で開発。新型・再興型...
ヒブ【Hib】
《Haemophilus influenzae type b》細菌の一種、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型のこと。せきやくしゃみなどを介して飛沫感染し、髄膜炎・肺炎・喉頭蓋炎・関節炎・敗血症など...
ポスト‐パンデミック【post-pandemic】
新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)が終息に向かい、感染力が季節性インフルエンザと同等程度になった状態。
ユニバーサル‐インフルエンザワクチン【universal influenza vaccine】
あらゆる種類のインフルエンザウイルスに対して効果を発揮するワクチン。現在、開発がすすめられている。万能インフルエンザワクチン。
ヘマグルチニン【hemagglutinin】
ウイルスの表面に存在する糖たんぱく質の一つ。赤血球を凝集させる作用を持つ。インフルエンザウイルスでは、宿主細胞の表面にあるシアル酸を含む糖鎖と結合し、ウイルスを細胞内に侵入させる役割を果たす。赤...
ノイラミニダーゼ【neuraminidase】
糖鎖の末端に結合したシアル酸を切り離す作用をもつ酵素。微生物・植物・動物の細胞膜の表面に存在する。インフルエンザウイルスでは、ヒトなどの宿主の細胞内で増殖したウイルス粒子が、細胞膜から離脱して別...
はつねつ‐がいらい【発熱外来】
発熱を訴える患者を他の患者から隔離した場所で診察するシステム。 [補説]新型インフルエンザの感染拡大を防ぐ目的で基幹的医療機関に設置されたが、平成21年(2009)6月、患者数の増加に対応するた...