う【烏】
[人名用漢字] [音]ウ(呉) オ(ヲ)(漢) [訓]からす いずくんぞ 〈ウ〉 1 カラス。「烏合」 2 黒い。黒。「烏鷺(うろ)」 3 太陽。「烏兎(うと)/金烏」 4 反問を表す助字。い...
う
1 五十音図ア行の第3音。五母音の一。後舌の閉母音。[u] 2 平仮名「う」は「宇」の草体から。片仮名「ウ」は「宇」の冠から。 [補説]五十音図ワ行の第3音としても重出。
う【ウ】
1 「裏」の意の符丁。和本など袋綴(ふくろと)じにした本の裏ページにあたる紙面を示す。「五丁ウ」のように片仮名で書く。⇔オ。 2 能楽で、打ち切りの意を示す符号。詞章の左下につける。
う【卯】
1 十二支の4番目。 2 方角の名。東。 3 昔の時刻の名。今の午前6時ごろ、およびその後の2時間。または午前6時前後の2時間。 4 1にあたる年や日。 5 陰暦2月の異称。
う【兎】
ウサギの古名。「露を待つ—の毛もいかにしをるらむ月の桂の影を頼みて」〈拾遺愚草・上〉
う【鵜】
カツオドリ目ウ科の鳥の総称。海岸・湖沼などに群生。羽は黒く、つやがある。くちばしは細長く鋭い。潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込む。日本にはウミウ・カワウ・ヒメウなどがすむ。鵜飼いに用...
う【有】
《(梵)bhavaの訳。生じること、あることの意》仏語。生存。存在。また、その場所。生死・輪廻(りんね)の根源となるもの。
う【羽】
中国・日本音楽の階名の一。五声の第5音。
う【竽】
奈良時代に中国から伝来した竹製の管楽器。大型の笙(しょう)で、音が笙より1オクターブ低く、雅楽に用いられたが、平安中期にすたれた。竽の笛。
う【憂】
《形容詞「う(憂)し」の語幹》つらいこと。憂いこと。「とりとむる物にしあらねば年月をあはれあな—と過ぐしつるかな」〈古今・雑上〉 [補説]多く、「あなう」「こころう」などの形で用いられる。