かいじょ‐じょうけん【解除条件】
すでに生じている法律行為の効力を消滅させる条件。「落第すれば給費をやめる」の場合の「落第すれば」など。→停止条件
かい‐じん【灰塵】
灰と塵(ちり)。取るに足りないもの、価値のないもののたとえ。
かい‐じん【怪人】
正体不明の、不思議な人物。
かい‐じん【海人】
1 漁民。あま。「ほだはら、数の子を売る—までも」〈浮・織留・三〉 2 「海神(かいじん)」に同じ。「御母は玉より姫、—のむすめなり」〈平家・五〉
がい‐じん【凱陣】
《古くは「かいじん」とも》戦いに勝って軍隊を引き揚げ、自分の陣営に帰ること。凱旋(がいせん)。「西郷以下の将士に総(すべ)て—に及べるは其年十二月の事なり」〈染崎延房・近世紀聞〉
かいじん‐そう【海人草】
⇒かいにんそう(海人草)
かい‐じんどう【甲斐神頭】
シソ科の多年草。山地に生え、高さ20〜40センチ。茎は赤紫色を帯び、全体に白い毛を密生する。葉は卵形で、対生。初夏、紅紫色の花を穂状につける。名は、甲斐に産するリンドウの意という。甲斐神草(かい...
灰燼(かいじん)に帰(き)・す
跡形もなくすっかり焼けてしまう。灰燼と化す。「重要な文化財が—・した」
かいじん‐にじゅうめんそう【怪人二十面相】
江戸川乱歩の小説に登場する怪盗。変装を得意とし、多くの宝石や美術品をねらって探偵明智小五郎らと対決する。
かいじんまる【海神丸】
野上弥生子の短編小説。大正11年(1922)、「中央公論」誌に発表。大正6年(1917)に実際に起きた、高吉丸海難事件をモデルとする。昭和37年(1962)には新藤兼人が「人間」のタイトルで映画化。