つか◦う【付かふ/着かふ】
[連語]《動詞「つく」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》ついている。「こと放(さ)けば沖ゆ放けなむ湊より辺—◦ふ時に放くべきものか」〈万・一四〇二〉
つか・う【使う/遣う】
[動ワ五(ハ四)] 1 人に何かの働きをさせる。人を雇ったり、言いつけたりして用をさせる。「人を—・って事業を始める」「人に—・われる」 2 物などをある目的のために用いる。道具・材料などを役立...
つか・う【支ふ/閊ふ】
[動ハ下二]「つか(支)える」の文語形。
つち‐か・う【培う】
[動ワ五(ハ四)]《「土(つち)養(か)う」の意》 1 根元に土をかけて植物を育てる。「花を賞せんとする者は、必ずその根に—・うことを忘れてはならぬ」〈河上肇・貧乏物語〉 2 大切に養い育てる。...
て‐むか・う【手向(か)う】
[動ワ五(ハ四)]相手にさからって立ち向かう。腕力・武力でさからう。反抗する。「上級生に—・う」
とき‐か・う【解き交ふ/解き替ふ】
[動ハ下二] 1 男女が相手の帯・ひもなどを解き合って共に寝る。解きかわす。「倭文幡(しつはた)の帯—・へて廬屋(ふせや)立て妻問ひしけむ」〈万・四三一〉 2 互いに相手のひもなどを解き、形見と...
とび‐か・う【飛(び)交う】
[動ワ五(ハ四)]入りまじって飛ぶ。とびちがう。「鴎(かもめ)が—・う」「うわさが—・う」
とり‐あつか・う【取(り)扱う】
[動ワ五(ハ四)] 1 物を動かしたり操作したりする。「機械を—・う」「乱暴に—・う」 2 物事を処理する。とりはからう。担当する。さばく。「事務を—・う」「輸入品を—・う」 3 人を世話する。...
とり‐か・う【取り飼ふ】
[動ハ四]鳥獣を飼い養う。「夜昼…—・ひ給ふほどに」〈大和・一五二〉
なげか・う【嘆かふ】
[連語]《動詞「なげ(嘆)く」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》嘆きつづける。しきりに嘆息する。「隠(こも)り恋ひ息づき渡り下思(したも)ひに—・ふ我が背」〈万・三九七三〉