からす【烏/鴉】
1 スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称。全長33〜61センチ。全体に黒色か、黒に灰色や白色の部分をもつ。くちばしが大きく、雑食性。南アメリカとニュージーランドを除く世界中に約40種が分布。日本で...
から‐す【皆素】
花札の勝負で、初めに配られた7枚の札が、すべて点にならない素札(すふだ)であること。
から・す【枯らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》草木を枯れさせる。「丹精した植木を—・す」
から・す【涸らす】
[動サ五(四)] 1 水のかれた状態にする。「井戸を—・す」 2 乾燥させる。水分をなくする。「鰹節でも—・しておくようなことを言って」〈紅葉・二人女房〉 3 持っている物などを出しつくす。「泣...
から・す【嗄らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》声をかすれさせる。「声を—・して叫ぶ」
からす‐あげは【烏揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張8〜13センチで、黒色の地に金緑色の鱗粉(りんぷん)を散布する。幼虫はコクサギ・キハダ・サンショウなどの葉を食べる。《季 春》
からす‐いし【烏石】
1 黒色でつやのある石。漆石(うるしいし)とよぶ黒曜石のこと。 2 石炭の異称。
からす‐うり【烏瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に生え、巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂ける。雌雄異株。夏の夕方、花びらの縁が糸状に裂けた白い花をつけ、実は楕円形で赤く熟す。塊根からとるでん...
からす‐おうぎ【烏扇】
《「烏扇(うせん)」を訓読みにした語》アヤメ科の植物ヒオウギの古名。「蓬生(よもぎふ)は様異なりや庭の面(おも)に—のなぞ茂るらむ」〈山家集・中〉
からす‐おどし【烏威し】
烏の止まるのを防ぐために、屋根に仕掛けたおどし縄。