ざん‐しょう【残照】
日が沈んでからも雲などに照り映えて残っている光。夕日の光。残光。 [補説]作品名別項。→残照
ざんしょう【残照】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和22年(1947)、第3回日展に出品して特選を受賞。東山の出世作となった。東京国立近代美術館蔵。
ほくざんしょう【北山抄】
平安中期の有職書。10巻。藤原公任著。長和・寛仁年間(1012〜1021)に成立。朝儀や政務の作法を記し、後世の有職故実の基準となった。
からす‐ざんしょう【烏山椒】
ミカン科の落葉高木。暖地に自生。枝に短いとげが多い。葉はサンショウに似て大きい。雌雄異株。夏、淡黄色の小花を円錐状につけ、実は丸く辛みがある。葉を煎じたものはマラリアに効があるという。
に‐ざんしょう【煮山椒】
山椒の実を、みりん・塩あるいは醤油・酒・砂糖などを加えて煮つめたもの。にざんしょ。
いぬ‐ざんしょう【犬山椒】
ミカン科の落葉低木。山野に自生。サンショウに似るが、茎のとげは1本ずつ離れてつき、互生する葉には悪臭がある。雌雄異株。夏、緑色の小花が群生。果実・葉は民間で薬用とする。《季 秋》
ふゆ‐ざんしょう【冬山椒】
ミカン科の常緑低木。関西以西の山野に自生。枝にとげがあり、葉は羽状複葉。雌雄異株。夏、淡黄色の小花を総状につける。実は赤い。《季 冬》
きり‐ざんしょう【切(り)山椒】
糝粉(しんこ)に山椒の汁または粉と砂糖とを混ぜて蒸し、臼でついてから拍子木形に切った和菓子。《季 新年》「暮からの風邪まだ抜けず—/万太郎」
ねり‐ざんしょう【練(り)山椒/煉り山椒】
求肥(ぎゅうひ)に山椒の粉またはしぼり汁を加えて練った和菓子。
しん‐しょう【心匠】
心の中で思いめぐらすこと。心中の工夫。「其本は皆中等の地位にある学者の—に成りしもののみ」〈福沢・学問のすゝめ〉