すん‐づまり【寸詰(ま)り】
[名・形動]長さが足りないこと。横の長さに比べて縦の長さが短いこと。また、そのものやそのようなさま。「—な(の)上着」
すん‐てつ【寸鉄】
1 小さな刃物。「身に—も帯びず敵中に入る」 2 人の急所をつくような、短くて、深い意味をもつ言葉。「—人を刺す」
寸鉄(すんてつ)人(ひと)を殺(ころ)す
《「鶴林玉露」地集一から》短い刃物で人を刺し殺すの意。短く鋭い言葉で人の急所をつくたとえ。寸鉄人を刺す。
寸鉄(すんてつ)人(ひと)を刺(さ)す
「寸鉄人を殺す」に同じ。
すんで‐に【既に/已に】
[副]《「すでに」の撥音添加》もう少しで、ある好ましくない事態になりそうなさま。あやうく。すんでのこと。すんでのところ。「—おぼれるところだった」
すんで‐の‐こと【既の事/已の事】
[副]《「すでのこと」の撥音添加》「既(すんで)に」に同じ。「—で忘れるところだった」「—に事故を起こすところだった」
すんで‐の‐ところ【既の所/已の所】
[副]「既(すんで)の事」に同じ。「—こわすところだった」「—で命を救われた」
すん‐と
[副] 1 表情などに喜怒哀楽があらわれず、落ち着いているさま。 2 とりすまして人を寄せつけないさま。そっけなく振る舞うさま。つんと。「をかしき事を笑ひ、腹立つ事は—した顔」〈浮・新色五巻書・...
すんとり‐むし【寸取虫】
尺取虫(しゃくとりむし)の別名。
すん‐ど【寸土】
わずかな土地。尺地(せきち)。寸地。