つな‐そ【綱麻】
アオイ科の一年草。高さ約1メートル。葉は長卵形で先がとがり、葉の付け根に黄色い小花をつける。茎からジュートとよばれる繊維をとり、コーヒー豆などを入れる袋を作る。インドの原産。黄麻(おうま)。いち...
つな‐で【綱手】
《古くは「つなて」とも》船につないで引く綱。ひきづな。「人言はしましそ我妹—引く海ゆまさりて深くしそ思ふ」〈万・二四三八〉
つな‐とり【綱取り】
大相撲で、大関が横綱の地位をねらうこと。一般に、昇進には二場所連続優勝かそれに準じる成績が条件。
つな‐ぬき【綱貫】
1 「貫(つらぬ)き1」に同じ。 2 牛皮などで作り、底に鉄の鋲(びょう)を打ち、縁に貫緒(ぬきお)を通して結ぶようにした雪沓(ゆきぐつ)。《季 冬》
つな‐ぬ・く【貫く】
[動カ四]「つらぬく」に同じ。「形代(かたしろ)が首を切って剣の先に—・き給へば」〈謡・調伏曽我〉
つなのうえのしょうじょ【綱の上の少女】
片岡鉄兵の短編小説。昭和2年(1927)発表。新感覚派作家としての著者の代表作。
つな‐ば【綱場】
運材河川の要所に頑丈な綱を張って、流れてくる木材をせき止め、集めておく場所。
つな‐ばし【綱橋】
渓谷や絶壁などを横切って綱を張り渡し、木台・籠(かご)・車などをつるして人や荷物を乗せ、一方からたぐり寄せて他方へ渡したもの。
つな‐ひき【綱引き/綱曳き】
1 二組みに分かれて1本の綱の両端から引き合って勝負を争う競技。運動会などで行われるが、もとは年占行事の一種で、豊凶を占った。《季 新年》「—や去年の八束穂より合せ/蓼太」 2 (比喩的に)一つ...
つな‐ひ・く【綱曳く】
[動カ四] 1 牛馬などが、綱を引かれてさからう。「あまた年こゆる山辺に家居して—・く駒もおもなれにけり」〈かげろふ・中〉 2 意地を張る。強情を張る。「しかあらためむとも言はず、いたく—・きて...