つるし‐ぎり【吊るし切り】
1 つるしておいて切ること。 2 魚をつるしておいて皮や肉を切る方法。特に、鮟鱇(あんこう)のさばき方にいう。→鮟鱇の吊るし切り
つるし‐ぜめ【吊るし責め】
江戸時代の拷問の一。両手を後ろで縛り、足が地面から浮くように梁(はり)につるし上げたもの。
つるし‐だいこん【吊るし大根】
沢庵(たくあん)漬けなどにするため、縄ではしご状に結んだり、葉を縛ったりしてつるして干した大根。干し大根。
つる‐しょくぶつ【蔓植物】
茎が蔓となっている植物の総称。他の物に巻きつくアサガオ、地面をはうサツマイモや、巻きひげで絡みつくブドウ、吸盤をもってよじ登るツタなど。フジなど木本のものを藤本(とうほん)ともいう。蔓性植物。
つるしん‐ぼ【吊るしんぼ】
「吊るし2」に同じ。「身幅の狭い—のインバネスの、それも色のやけたやつを」〈里見弴・今年竹〉
つる・す【吊るす】
[動サ五(四)]物をひもや縄などで結んで下へ垂らす。つり下げる。ぶらさげる。「軒先に風鈴を—・す」「洋服をハンガーに—・す」 [可能]つるせる
つる‐せい【蔓性】
茎が蔓となる性質。蔓質(つるだち)。
つる‐だち【蔓立ち/蔓質】
「蔓性(つるせい)」に同じ。
つるっ‐ぱげ【つるっ禿】
頭がつるつるにはげていること。また、その頭。つるはげ。
つる‐つげ【蔓黄楊】
モチノキ科の蔓性の常緑小低木。深山の木陰に生える。茎は地をはい、葉は長楕円形。7月ごろ白い小花が咲き、実は赤く熟す。