鶏(にわとり)を割(さ)くにいずくんぞ牛刀(ぎゅうとう)を用(もち)いん
《「論語」陽貨から》小事を処理するのに、大人物に頼んだり大げさな方法を用いる必要はないというたとえ。
にわ‐ない【新嘗】
「にいなめ(新嘗)」に同じ。「天照大神の—きこしめす時を見て」〈神代紀・上〉
にわ‐に‐たつ【庭に立つ】
[枕]庭に生い立つ麻の意から、「麻」にかかる。「—麻手小衾(あさでこぶすま)」〈万・三四五四〉
にわ‐の‐おしえ【庭の訓】
《「庭訓(ていきん)」を訓読みにした語》家庭教育。「余は幼き比より厳しき—を受けし甲斐に」〈鴎外・舞姫〉
にわ‐の‐もの【庭の者】
武家で、庭の掃除など雑事を仕事とする下級の者。室町幕府では庭奉行、江戸幕府では若年寄の配下にあった。
にわ‐のり【庭乗り】
庭先などで馬を乗りならすこと。「小馬を賜って—仕りける程に」〈盛衰記・一一〉
にわ‐ばん【庭番】
1 庭の番人。 2 ⇒御庭番(おにわばん)
にわ‐び【庭火/庭燎】
庭でたく火。特に、神事の庭にたくかがり火。また、宮中の御神楽(みかぐら)でたくかがり火。柴灯(さいとう)。《季 冬》 宮中の御神楽の一曲で、楽器の調子合わせに続いて行う一種の序曲。歌は採り物...
にわ‐ふじ【庭藤】
マメ科の落葉小低木。川岸などに生え、高さ30〜60センチ。葉は狭卵形の小葉からなる羽状複葉。夏、紅色か白色の花を総状につける。庭園によく植えられる。いわふじ。
にわ‐ぶぎょう【庭奉行】
室町幕府の職名。幕府庭内の清掃や建物の修繕などをつかさどった。