パスツール‐けんきゅうじょ【パスツール研究所】
パスツールによる狂犬病予防法の確立を記念して、1888年フランスのパリに設立された研究所。初代所長はパスツール。微生物・血清療法などの研究施設のほか医学校や病院も併設。
パスツール‐こうか【パスツール効果】
細胞や微生物による解糖や発酵が、酸素によって抑制される現象。酸素濃度が十分であると、好気的な条件でATPを消費するほうが大きなエネルギーが得られるためと考えられている。パスツールが発見。
パスツール‐ピペット【Pasteur pipette】
ガラス管の先端が細く引き伸ばされたピペット。上部に中空のゴム球をはめ、陰圧で吸引する。計量には向かず、微量の液体の採取や移動に用いられる。
パスツール‐フラスコ【Pasteur's flask】
首の部分が細長く、上下に大きく湾曲したフラスコ。19世紀にパスツールがフラスコにスープを入れて加熱処理したところ、空気の出入りはあるが、雑菌が細い管を通りにくいため、スープは腐敗を免れることを示...
パスティス【(フランス)pastis】
アニスなどで香りをつけたリキュール。甘口だがアルコール度数は高い。 [補説]もともとはアブサンに似せてつくられたもの。
パスティーシュ【(フランス)pastiche】
文学・美術・音楽などの模倣作品。寄せ集め。ごたまぜ。
パステル‐デ‐ナタ【(ポルトガル)pastel de nata】
ポルトガルの菓子の一。卵黄を多く使ったカスタードクリームを詰めて焼いた小型のパイ。マカオを経由してアジアに広まったものは、エッグタルトと呼ばれる。パステイスデナタ。
パステル【pastel】
1 固形絵の具の一。粉末顔料に白粘土をまぜ、アラビアゴムなどの粘着剤で棒状に固めたもの。 2 「パステル画」の略。
パステル‐カラー【pastel color】
パステルの色調に似た中間色。
パステル‐が【パステル画】
パステルで描いた絵。18世紀以後、フランスの画家が優れた作品を残した。