だいに‐インターナショナル【第二インターナショナル】
1889年パリで結成された、各国社会主義政党の連合組織。第一次大戦で、各国の党がインターナショナリズムを放棄して戦争に協力したため解体。1920年、第三インターナショナル(コミンテルン)の成立後...
しゃかいしゅぎ‐かくめい【社会主義革命】
社会主義の樹立を目ざす革命。→プロレタリア革命
たねまくひと【種蒔く人】
文芸雑誌。大正10年(1921)創刊、大正12年(1923)廃刊。小牧近江(こまきおうみ)らが執筆し、プロレタリア文学の出発点となった。
たいはいのこんげんについて【退廃の根源について】
小田切秀雄による文芸評論。昭和28年(1953)「思想」誌に発表。日本のプロレタリア文学運動を文学史の中に再定義する試み。
たいようのないまち【太陽のない街】
徳永直(とくながすなお)の小説。昭和4年(1929)発表。大正15年(1926)の共同印刷争議を題材に、労働組合の闘争とその敗北を描いたプロレタリア文学の代表作。
だいよん‐かいきゅう【第四階級】
1 第三階級(市民階級)に対して、労働者階級をいう語。→プロレタリアート 2 ジャーナリズム、また、ジャーナリストのこと。封建時代の三つの階級に次ぐ第四の新たな社会勢力となったところからいわれる...
しらべたげいじゅつ【『調べた』芸術】
青野季吉による文芸評論。大正14年(1925)、雑誌「文芸戦線」に発表。初期プロレタリア文学運動に多大な影響を与えた。
しつぎょうとしとうきょう【失業都市東京】
徳永直の小説。昭和5年(1930)発表。同年刊行。昭和4年(1929)に刊行されたプロレタリア文学の代表作「太陽のない街」の続編。
ちんぎん‐ろうどうしゃ【賃金労働者】
賃労働で生計を維持している人。プロレタリア。
かにこうせん【蟹工船】
小林多喜二の小説。昭和4年(1929)発表。厳しい労働条件に苦しむ蟹工船の労働者たちが、団結して闘争に立ち上がる。プロレタリア文学の代表的作品。