ベンゾピレン【benzopyrene】
5個のベンゼン環が縮合した芳香族炭化水素。黄色の結晶。コールタールやタバコの煙、自動車の排気ガスなどに含まれ、発癌(はつがん)性がある。化学式C20H12 ベンツピレン。ベンゾ[a]ピレン。
ペンタセン【pentacene】
5個のベンゼン環が直線状に縮合した芳香族炭化水素。アセン類の一つ。化学式C22H14 ペンタセン環。
ほうこう‐かん【芳香環】
芳香族化合物に含まれる環状の構造。ベンゼン環・ナフタレン環・アントラセン環など。芳香族環。
ほうこうぞく‐アミノさん【芳香族アミノ酸】
側鎖にベンゼン環などの芳香環をもつアミノ酸。フェニルアラニン・トリプトファン・チロシンなどがある。
ほうこうぞく‐アミン【芳香族アミン】
アンモニアの水素原子が芳香族炭化水素と1個以上置換したアミン。もっとも単純なものはベンゼン環の水素と置換したアニリン。
ほうこうぞく‐かごうぶつ【芳香族化合物】
分子内にベンゼン環を含む有機化合物の総称。最初に発見されたものが芳香をもっていたのでいう。一般に、酸化還元反応を受け付けにくく、置換反応を起こしやすい性質をもつ。芳香族。→脂肪族化合物
ほうこうぞく‐たんかすいそ【芳香族炭化水素】
ベンゼン環を含む炭化水素の総称。ベンゼン・トルエン・キシレンなど。アレーン。→アリール基
ポリエーテルエーテルケトン【polyetheretherketone】
ベンゼン環が、エーテル結合とケトン結合によって連なった高分子化合物の総称。耐熱性・耐薬品性に優れ、機械的強度が高い。スーパーエンジニアリングプラスチックの一。PEEK(ピーク)。
メタ【meta】
《間に、変化して、後退して、などの意のギリシャ語から》 1 ベンゼン環の二つの置換基の位置が一位および三位にあること。→オルト →パラ 2 酸素酸のうち、水和の程度の低いもの。メタ酸。 3 他の...
ろくいん‐かん【六員環】
化合物中、環状に結合している原子が六つあるもの。ベンゼン環など。