べんぎ‐ちせきせん【便宜置籍船】
船主が船籍を、税金や船員の資格・労働条件などの面で有利な外国に登録している船。置籍国はリベリア・パナマなどが多く、船主の国籍では米国・ギリシャ・日本など、船種ではタンカーが多い。
べんぎ‐てき【便宜的】
[形動]その場の都合がよいようにとりあえず物事を処理するさま。間に合わせ。「—な処置をとる」「—手段」
べんけい【汴京】
中国、河南省にある開封(かいほう)の古称。
べん‐けい【鞭刑】
鞭(むち)で打つ刑。笞刑(ちけい)。
べんけい‐がに【弁慶蟹】
イワガニ科の甲殻類。海岸の湿地にすみ、甲幅約3センチ。アカテガニに似るが、はさみと甲の前半が橙赤色で、目の後方に突起がある。本州中部以南に分布。
べんけい‐じま【弁慶縞】
縞柄の一。紺と浅葱(あさぎ)、紺と茶などの2種の色糸を縦横の両方に使って、碁盤目の格子縞に織ったもの。弁慶格子。
べんけい‐じょうし【弁慶上使】
浄瑠璃「御所桜堀川夜討」の三段目切(きり)の通称。義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫(しのぶ)を身代わりとする苦衷を描く。
べんけいせい‐じゅつ【弁形成術】
心臓弁膜症の外科的治療法の一つ。患者自身の弁を修復して機能を回復する。弁形成術が困難な場合は弁置換術を行い人工弁を移植する。
べんけい‐そう【弁慶草】
ベンケイソウ科の多年草。山地に生え、高さ約50センチ。葉は対生し、楕円形で厚く、白みを帯びる。夏から秋、淡紅色の小花が多数集まって咲く。ベンケイソウ科の双子葉植物は約1400種がオーストラリアを...
弁慶(べんけい)の立(た)ち往生(おうじょう)
《弁慶が大長刀(なぎなた)をつえにして立ったまま死んだというところから》進退きわまってどうにもならないことのたとえ。