まぎらわ・す【紛らわす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「水で空腹を—・す」
ま‐ぎり【間切り】
1 区切ること。区切り。 2 もと、琉球の行政区画。数村からなり、琉球処分以後も存続したが、明治40年(1907)廃止。
まぎり‐ばしり【間切り走り】
向かい風のときの帆船の走り方。斜め前方から風を受けるように、左右に交互に帆面を向けながらジグザグに前進する。
ま‐ぎ・る【間切る】
[動ラ五(四)]波間を切って船を進める。また、間切り走りで帆船を進める。「帆ヲ—・ッテ走ル」〈和英語林集成〉
まぎ・る【紛る】
[動ラ下二]「まぎれる」の文語形。
まぎれ【紛れ】
1 ある事につけこんで、また、事の勢いで何かをすること。「怒った—に外の芸者を買いはしまいか」〈荷風・腕くらべ〉 2 他に入りまじって区別がつかなくなること。「山かぜに桜ふきまき乱れなむ花の—に...
まぎれ‐あり・く【紛れ歩く】
[動カ四] 1 しのび歩く。「心もや慰むと立ち出でて—・き給ふ」〈源・少女〉 2 人々の間にまじって歩きまわる。「小姫君は…、こなたかなた—・かせ給ふ」〈栄花・初花〉
まぎれ‐こ・む【紛れ込む】
[動マ五(四)] 1 まちがって入り込む。「よその郵便物が—・む」 2 いつのまにか他の物の中に入り込む。混雑をうまく利用して入り込む。「雑踏の中に—・んで姿を消す」
まぎれ‐どころ【紛れ所】
見分けにくいところ。「あさましきまで—なき御顔つきを」〈源・紅葉賀〉
紛(まぎ)れもな・い
きわめて明白である。まちがえようがない。「—・い事実」