もの‐えんじ【物怨じ】
「物恨み」に同じ。「—をいたくしはべりしかば」〈源・帚木〉
もの‐おき【物置】
当面必要としない器具などを入れておく場所。また、そのための小屋。
もの‐おしみ【物惜しみ】
[名](スル)物を使ったり、与えたりするのを惜しむこと。けち。「—して貸さない」
もの‐おじ【物怖じ】
[名](スル)物事をこわがること。「—しない性質」
もの‐おそろし・い【物恐ろしい】
[形][文]ものおそろ・し[シク]なんとなく恐ろしい。「—・い吠え声」 [派生]ものおそろしげ[形動]ものおそろしさ[名]
もの‐おと【物音】
何かの物が立てる音。「—がやむ」「—一つしない」
もの‐おどろき【物驚き】
物事に驚くこと。「何だってそう気が小さくって、—をするんだなあ」〈鏡花・化銀杏〉
もの‐おぼえ【物覚え】
物事を覚えること。記憶。また、その力。「—がよい」「—が悪くなる」
もの‐おぼ・ゆ【物覚ゆ】
[動ヤ下二] 1 意識がしっかりしている。正気である。「—・えずなりて、またいみじう泣かるれば」〈かげろふ・上〉 2 物心がつく。「—・えてのち、さることをこそまだ見侍らね」〈大鏡・道長上〉
もの‐おもい【物思い】
あれこれと考えること。また、思いわずらうこと。「—に沈む」「—にふける」