えんきん‐りょうよう【遠近両用】
眼鏡やコンタクトレンズで、遠くも近くも見るために用いること。パソコンのディスプレーなど、少しはなれた中間距離に対応する部分が狭く、見えずらい。二重焦点レンズ、三重焦点レンズ、累進焦点レンズなどがある。
さんじゅう‐しょうてんレンズ【三重焦点レンズ】
場所によって三つの焦点距離をもつレンズ。遠近両用、遠中近用の眼鏡などに用いられ、用途が異なる三つのレンズの間にはっきりとした境目が存在する。三焦点レンズ。トリフォーカルレンズ。
ひょうじゅん‐レンズ【標準レンズ】
写真レンズで、画角が45度を中心に40〜60度のもの。35ミリ判では焦点距離50ミリメートル前後のレンズに相当する。人間の視角に近い。→広角レンズ →望遠レンズ
にじゅうしょうてん‐レンズ【二重焦点レンズ】
場所によって二つの焦点距離をもつレンズ。遠近両用の眼鏡などに用いられ、用途が異なる二つのレンズの間にはっきりとした境目が存在する。二焦点レンズ。バイフォーカルレンズ。
ガリレイしき‐ぼうえんきょう【ガリレイ式望遠鏡】
凸レンズを対物レンズに、凹レンズを接眼レンズに用いて正立像を得る望遠鏡。1609年ガリレイが発明。小形の双眼鏡の光学系として用いられることが多い。ガリレオ式望遠鏡。オランダ式望遠鏡。
ぜんしゅう‐ぎょがんレンズ【全周魚眼レンズ】
魚眼レンズの一つ。レンズを通った光がつくるイメージサークルが、焦点面のイメージセンサーまたはフィルムに収まるため、撮影範囲は広いが、ケラレのある円形の画像が得られる。円周魚眼レンズ。→対角線魚眼レンズ
とつ‐レンズ【凸レンズ】
中央部が縁より厚いレンズ。入射光線を集める働きがある。望遠鏡や顕微鏡の対物レンズ、写真レンズなどに使用。⇔凹レンズ。
でんじ‐レンズ【電磁レンズ】
電子線を回転対称な磁界を用いて屈折・集束させる電子レンズ。ドーナツ型のコイルに電流を流し、中心部に設けられたポールピースとよばれる磁極部分の穴の中の磁界の強さを調節することで、焦点距離を制御する...
がんない‐レンズ【眼内レンズ】
1 白内障の治療で用いられる凸レンズ。手術で濁った水晶体を除去し、その代わりに水晶体嚢に挿入する方法が知られる。かつてはハードコンタクトレンズと同じポリメチルメタクリレート(PMMA)が用いられ...
えきしん‐ほう【液浸法】
顕微鏡で、試料とレンズとの間をレンズとほぼ屈折率が等しい液体で満たすこと。このための対物レンズを液浸対物レンズといい、開口数を増して、解像力を上げることができる。ふつうシーダー油が使われることが...