いそのかみ‐の‐ちゅうなごん【石上中納言】
竹取物語の登場人物で、かぐや姫に求婚する貴公子の一人。姫に燕(つばくらめ)の子安貝を求められ、自らそれを取ろうとして失敗、負傷して死ぬ。石上のまろたり。
いたみ‐ふう【伊丹風】
元禄(1688〜1704)ごろの俳諧の一派。また、その俳風。伊丹の池田宗旦(いけだそうたん)を祖とする。談林派の流れをくみ口語・俗語を駆使し、新奇な着想による表現が特色。上島鬼貫(うえじまおにつ...
いち‐いん【一員】
1 団体を構成する一人。「家族の—」 2 律令制で規定された各省や寮の役人の中の一人。「靫負(ゆげひ)の佐(すけ)—など、ひきつくろひたるけしき、心異なるべし」〈今鏡・一〉
いちえん‐ちぎょう【一円知行】
中世、荘園のすべての権利を一人の支配者が所有している状態。一円領知。
いち‐じょ【一女】
1 一人の娘。「一男—」 2 いちばん上の娘。長女。
いち‐じん【一人】
《天下にただ一人の意》天子。天皇。上御一人(かみごいちにん)。「—を始め進(まゐ)らせて百官皆椒房(せうばう)の月に涙を落とし」〈太平記・三三〉
いち‐ぞん【一存】
自分一人だけの考え。「私の—では決めかねる」
いち‐なん【一男】
1 一人の男の子。「—一女の親」 2 いちばん上の息子。長男。
いちにち‐がい【一日買ひ】
遊女を昼夜買いきりにすること。「格子の女郎一人も残さず—と触れをなし」〈浮・一代男・五〉
いち‐にん【一任】
[名](スル) 1 物事の処理・決定のすべてをまかせること。「動議の扱いを議長に—する」 2 律令制で、一人の官の限られた任期。