いっ‐こう【一向】
[名]「一向宗(いっこうしゅう)」の略。 [副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても—に動じない」 2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「—に存じま...
いわはし【岩橋】
狂言。和泉流。新妻が一向に被衣(かずき)をとらないので、夫は和歌でほのめかしてとらせようとするが、女は応じない。無理やりにとってみると醜い女なので夫は逃げ出す。
いん‐じゅん【因循】
[名・形動](スル) 1 古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。また、そのさま。「—な財産家であろうと思うて軽蔑したのは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 思い切りが悪く...
うちたえ‐て【打ち絶えて】
[副](あとに打消しの語を伴って)全く。一向に。「—御湯などをだに御覧じいるることなくて」〈増鏡・藤衣〉
かい‐い【介意】
[名](スル)(あとに打消しの意の言葉を伴って用いる)気にかけること。心配すること。「将来のことは一向に—しない」
かまわ◦ん【構わん】
[連語]「かまわぬ」の音変化。「私は一向に—◦ん」
がっ‐てん【合点】
[名](スル) 1 同意すること。うなずくこと。承知。がてん。「おっと—」「頸(くび)に力を入れ、しっかり—しつつ」〈宮本・伸子〉 2 理解すること。納得すること。得心。がてん。「一向に—がいか...
が‐てん【合点】
[名](スル)《「がってん」の音変化》承知すること。事情などがわかること。納得。「ひとり—」「一向に—仕らず」〈芥川・尾形了斎覚え書〉
けい‐り【経理】
[名](スル) 1 会計・給与に関する事務。また、それを処理すること。「—に明るい」 2 治めととのえること。「天下を—することなど一向に相談もならぬ物になったでござる」〈西周・百一新論〉
こらえ【堪え/怺え】
こらえること。がまんすること。「一向に—がない」