いちにん‐とうせん【一人当千】
《「いちにんとうぜん」とも》一人で多勢にあたるほどの力があること。一騎当千。「聞えたる—の剛の者あり」〈義経記・三〉
いっき‐とうせん【一騎当千】
《古くは「いっきとうぜん」》一人で多勢の敵に対抗できるほど強いこと。勇士の形容。一人(いちにん)当千。「—の兵(つわもの)」 [補説]室町時代には、「一人当千(とうぜん)」と並べ用いられたが、後...
き【騎】
[常用漢字] [音]キ(漢) 1 馬に乗る。またがって乗る。「騎虎(きこ)・騎士・騎手・騎乗・騎馬・騎兵」 2 馬に乗った人。「軽騎・単騎・鉄騎・一騎当千」 [名のり]のり
心(こころ)利(き)・く
機転がきく。よく気がきく。「是等は皆一騎当千の兵にて、—・き夜討ちに馴れたる者共なりとは云ひながら」〈太平記・二八〉
せん【千】
[音]セン(呉)(漢) [訓]ち [学習漢字]1年 〈セン〉 1 数の名。百の十倍。「千人・千両箱/数千・一騎当千・海千山千(うみせんやません)」 2 数の多いこと。「千言・千秋・千客万来・千...
まくり‐のみ【捲り飲み】
立て続けに飲むこと。飲みまくること。「酒盛りにかくれなき一騎当千の御肴(さかな)、磯打つ波の—」〈浄・女楠〉