な‐のに
[連語]《断定の助動詞「だ」の連体形または形容動詞の連体形活用語尾+接続助詞「のに」》…にもかかわらず。…だけれども。「来たばかり—もう帰るのか」「体つきはきゃしゃ—丈夫な人だ」
なま‐じい【憖】
[形動][文][ナリ] 1 「なまじ」に同じ。「—に御器量好しだの美人だの云われた丈に」〈蘆花・自然と人生〉 2 そうするのは無理なのにあえてするさま。「物思ふと人に見えじと—に常に思へりあ...
なむ‐と◦す
[連語]《連語「なむ」+格助詞「と」+サ変動詞「す」。「なんとす」とも》その事態に立ち至ることが近々に迫っているか、またはそう確信される状態にあることを表す。…てしまおうとする。…てしまいそうだ...
なる‐たけ【成る丈】
[副]《動詞「な(成)る」に限度の意を表す名詞「たけ(丈)」の付いた語から。「なるだけ」とも》できる限り。できるだけ。なるべく。「—早く来てください」
なんぜん‐じ【南禅寺】
京都市左京区にある臨済宗南禅寺派の大本山。正しくは太平興国南禅禅寺。山号は瑞竜山。正応4年(1291)無関普門を開山とし、亀山法皇の離宮を寺としたのに始まる。足利義満のとき、五山の別格上位に列せ...
なん‐てい【南庭】
建物の南側にある庭。また特に、紫宸殿(ししんでん)の正面の庭。「大徳寺方丈—」
なん‐の【何の】
《代名詞「なに」に格助詞「の」の付いた「なにの」の音変化》 [感]軽く否定したり受け流したりするときに用いる語。「—、これしき」「—、大丈夫だ」 [連語] 1 いかなる。どういう。「いったい...
に‐して
[連語] 《断定の助動詞「なり」の連用形+接続助詞「して」》…であって。「人—人にあらず」「言出(ことで)しは誰(た)が言(こと)なるか小山田の苗代水の中淀(なかよど)—」〈万・七七六〉 《...
にちぞう‐どう【日像幢】
元日や即位式のときの威儀の具の一。黒塗りの高さ3丈(約9メートル)の柱に、金漆塗りの九輪を貫き、その上に日にかたどった金漆塗りの円板に朱で3本足の烏を描いたものをつけたもの。儀場の庭上に立てる。...
にょご‐が‐しま【女護が島】
1 女性だけが住むという想像上の島。近世の日本では八丈島がこれに擬せられた。にょごのしま。 2 女性ばかり居る場所。古く、大奥や吉原の遊里などをたとえていう。