ごしょざくらほりかわようち【御所桜堀川夜討】
浄瑠璃。時代物。五段。松田文耕堂・三好松洛合作。元文2年(1737)大坂竹本座初演。三段目の切(きり)「弁慶上使」、四段目の中(なか)「藤弥太物語」などが今日でも上演される。
ごばん‐だて【五番立て】
能の正式な上演形式で、脇能(神能)・修羅能・鬘(かずら)能・雑能(物狂い能など)・切能(きりのう)(鬼畜能)の順に五番の能およびそれに見合う狂言を上演すること。現在はほとんど行われない。
さい【犀】
文芸雑誌。昭和39年(1964)に立原正秋、高井有一、加賀乙彦らが創刊。後に後藤明生が参加。昭和42年(1967)終刊。 《原題、(フランス)Rhinocéros》イヨネスコの戯曲。著者が青...
さい‐えん【再演】
[名](スル) 1 同じ劇などを再び上演すること。「好評にこたえて—する」 2 同じ役者が同じ役で再び出演すること。
さや‐あて【鞘当て】
1 武士が道で行き違うときに、互いに刀の鞘に触れたのをとがめ、争うこと。さやとがめ。転じて、ささいなことからおこるけんか・争い。 2 一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。「恋の—」 3 歌舞...
サレンアグン‐きゅうでん【サレンアグン宮殿】
《Puri Saren Agung》インドネシア南部、バリ島中南部の村ウブドの中心部にある王宮。18世紀にギニャール王朝の傍系にあたるウブド王朝の歴代の王が居住。現在も王家の儀式やバリ芸能の上演...
さんかくぼうし【三角帽子】
《原題、(スペイン)El sombrero de tres picos》アラルコンの短編小説。1874年刊。アンダルシア地方の伝承歌謡「市長と水車小屋のおかみ」を下敷きにした作品。1919年、フ...
さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい【三十三間堂棟由来】
浄瑠璃「祇園女御九重錦(ぎおんにょうごここのえにしき)」の三段目だけを上演する場合の別外題。柳の精のお柳が、一子緑丸と別れを告げる場。
さん‐ばん【三番】
1 順序・等級などが第三であること。 2 演劇などの上演回数や、碁・将棋・相撲などの勝負の回数が3回であること。
さんばんめ‐もの【三番目物】
能の分類の一。正式な五番立ての演能の際に、三番目に上演される曲。女性をシテとし、優美な舞を見せるもので、鬘物(かずらもの)ともいう。