ご‐しょ【御所】
1 天皇の御座所。禁中。内裏。また、天皇を敬っていう語。「京都—」「—も二位殿抱き参らせて」〈弁内侍日記〉 2 上皇・三后・皇子の住居。また、それらの人を敬っていう語。「仙洞(せんとう)—」「東...
ご‐ふく【御服】
1 天皇・上皇など貴人を敬ってその衣服をいう語。 2 仏前に供える煎茶を敬っていう語。
ご‐れんし【御連枝】
貴人の兄弟の敬称。→連枝「今上皇帝の—なり」〈太平記・五〉
さいめん‐の‐ぶし【西面の武士】
後鳥羽上皇の時、北面の武士に加えて置かれ、院の西に勤務した武士。院中の警固、盗賊の追捕(ついぶ)などに当たった。承久の乱後廃止。西面。にしおもて。→北面の武士
しほう‐ごし【四方輿】
手輿(たごし)の一。輿に屋形をつけ、四方を吹き放しのままですだれを垂らしたもの。上皇・摂関・大臣以下、公卿・僧綱(そうごう)などの遠出のときに用いた。僧の用いた輿の破風(はふ)は雨眉(あままゆ)...
しゅがくいん‐りきゅう【修学院離宮】
京都市左京区の比叡山西麓にある離宮。旧後水尾上皇山荘。上(かみ)・中(なか)・下(しも)の各茶屋に分かれ、庭園美で知られる。しゅうがくいんりきゅう。
しょうご‐いん【聖護院】
京都市左京区にある本山修験宗の総本山。もと天台宗寺門派三門跡の一。円珍の開創と伝える。寛治4年(1090)白河上皇の勅願により増誉が中興し、現寺号に改称。のち後白河法皇の皇子静恵法親王が入寺し...
しん‐いん【新院】
上皇が二人以上あるとき、新たに院になった上皇。→本院3 →中院1「先帝を—と申し、上皇をば一院とぞ申しける」〈保元・上〉
じょうきゅう‐の‐らん【承久の乱】
承久3年(1221)後鳥羽上皇が鎌倉幕府打倒の兵を挙げ、幕府に鎮圧された事件。後鳥羽・土御門(つちみかど)・順徳の三上皇が配流され、朝廷方の公卿・武士の所領は没収された。乱ののち、朝廷監視のため...
じょうこう‐ごう【上皇后】
上皇2の后。明仁天皇が退位した後の皇后の称号として、天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年6月成立)により規定。