とじょう【途上】
嘉村礒多の短編小説。昭和7年(1932)2月、「中央公論」誌に発表。著者は本作により文壇での地位を確立するが、翌年、結核性腹膜炎のため死去。
との‐の‐うえ【殿の上】
摂政・関白など、時の第一人者の妻に対する敬称。「—の御かたちに似る人おはせじ」〈源・玉鬘〉
とりつき‐しんしょう【取(り)付き身上】
所帯をもったばかりで何事もととのわない暮らし向き。「—の苦しさと」〈秋声・あらくれ〉
どう‐じょう【同上】
前に述べたことと同じであること。上記に同じであること。同前。
どう‐じょう【堂上】
《古くは「とうしょう」「どうしょう」とも》 1 建物の床の上。 2 室町時代以降の公家の家格の一。清涼殿への昇殿を許される家柄。また、公卿になれる家柄。堂上家。⇔地下(じげ)/堂下(どうか)。 ...
どう‐じょう【道上】
道のほとり。また、道の上。路上。
なかがみ【中上】
姓氏の一。 [補説]「中上」姓の人物中上健次(なかがみけんじ)中上英雄(なかがみひでお)
なが‐こうじょう【長口上】
長々とものを言うこと。「—の言い訳」
ながさき‐うんじょう【長崎運上】
江戸幕府が、長崎貿易を独占した長崎会所に課した運上金。
にげ‐こうじょう【逃(げ)口上】
責任などをのがれようとしていう言葉。逃げ口。