きわ‐もの【際物】
1 ある時季のまぎわにだけ売れる品物。正月の羽子板、3月のひな人形、5月の鯉のぼりなど。「—商い」 2 一時的な流行をあてこんで作った商品。 3 演劇・映画・演芸・小説などで、実際にあった事件や...
くち‐ぎたな・い【口汚い/口穢い】
[形][文]くちぎたな・し[ク]《「くちきたない」とも》 1 聞く人が不快に感じるほど、言葉づかいが下品で乱暴であるさま。「人を—・くののしる」 2 食い意地が張って、食べ物にいやしいさま。「—...
く‐ほん【九品】
1 仏語。 ㋐浄土教で、極楽往生の際の九つの階位。上中下の三品(さんぼん)を、さらにそれぞれ上中下に分けたもの。上品上生(じょうぼんじょうしょう)・上品中生・上品下生(げしょう)・中品上生・中品...
げ‐さく【下作】
[名・形動] 1 出来の悪い作品。⇔上作。 2 品が悪いこと。また、そのさま。下品(げひん)。「—な話」
げ‐しょう【下生】
1 仏語。極楽に往生するもののうち、上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)と分けた、それぞれの最下位。九品(くほん)の、上品下生・中品下生・下品下生の総称。→上生 →中生 2 神...
げす・い【下種い】
[形]《「下種」の形容詞化》下品で卑しい。品位に欠ける。「—・いうわさ話」
げすげす・し【下種下種し】
[形シク]ひどく下品である。見るからに卑しい。「いとむくつけく—・しき女とおぼして」〈源・東屋〉
げた‐げた
[副]大声で下品にとめどなく笑うさま。「大口を開けて—(と)笑う」
げ‐び【下卑】
《動詞「げびる」の連用形から。「卑」は当て字》下品で卑しいこと。意地汚いこと。「吉原客は深川は—なりと笑ふ」〈洒・辰巳之園〉
げび‐すけ【下卑助】
意地汚い下品な者をあざけっていう語。下卑蔵(げびぞう)。「さっても下卑たる—かな」〈浄・虎が磨〉