こまい‐かき【木舞掻き】
壁の下地にする木舞を組むこと。また、その職人。
こまい‐かべ【木舞壁】
木舞で下地を作り、その上を土または漆喰(しっくい)で塗って仕上げた壁。
ごふん‐じ【胡粉地】
漆塗りの下地として胡粉を塗ったもの。
さげ‐そ【下げ苧】
漆喰(しっくい)を塗る際、下地の木摺(きず)りに釘を打ってそれに結び下げる麻糸。漆喰の剝落を防ぐ。さげお。
さ‐ね【実/核】
《「真(さ)根(ね)」の意》 1 果実の中心にある堅い部分。種。 2 板と板をつなぎ合わせるとき、一方の板の側面に作る細長い突起。 3 陰核。 4 障子や壁の下地となる骨組み。壁下地。 5 根本...
さび‐うるし【錆漆】
水で練った砥粉(とのこ)に生漆(きうるし)をまぜたもの。漆塗りの下地のほか、絵模様の輪郭を描いたり、肉を盛り上げたりするのに用いる。さび。
さび‐かためぬり【錆固め塗(り)】
錆漆(さびうるし)で下地を固める漆塗り。鎧(よろい)などに用いられた。
さび‐じ【錆地】
漆器の下地で、錆漆(さびうるし)だけで仕上げるもの。
した‐かた【下形】
1 模様などの染め付けに用いる彫刻した板。ひながた。形木(かたぎ)。「御みづからも物の—、絵やうなどをも御覧じ入れつつ」〈源・梅枝〉 2 下地。素地。素質。「大将も、さる世のおもしとなり給ふべき...
した‐じ【下地】
1 物事が成り立つ土台となるもの。基礎。素地。素養。「小さいころから音楽の—がある」「—が入っているのですぐに酔う」 2 (「助枝」とも書く)木や竹の細い材を縦横に組んだ壁の骨組み。壁下地。かべ...