したて‐まわし【下手回し】
1 相撲で、下手で相手のまわしをつかむこと。また、そのまわし。 2 帆船の運用法の一。逆風帆走の際に、帆と舵(かじ)の操作で船首を風下側に回し、風を受ける舷(げん)を変えて針路を変更すること。
しも‐て【下手】
1 下の方。下座(しもざ)の方。「—に座をとる」⇔上手(かみて)。 2 川の流れていく方。下流。⇔上手(うわて・かみて)。 3 芝居の舞台の、客席から見て左の方。⇔上手(かみて)。
へた【下手】
[名・形動]《「はた(端)」あるいは「へた(端)」の変化で、奥深くない意からか》 1 物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。また、そのさまや、その人。「泳ぎが—な人」「字をわざと—に書く」「...
へた‐うま【下手上手】
[名・形動]技術面では下手だが、人の心を引きつける魅力のあること。また、そのさま。
へた‐くそ【下手糞】
[名・形動]非常に下手なこと。また、そのさまや、そのような人。「—な絵」
下手(へた)すると
うっかりしたことをすると。また、悪いほうに展開すると。下手をすると。「—命とりになる」
下手(へた)な鉄砲(てっぽう)も数(かず)撃(う)てば当(あ)たる
下手でも数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもある。
下手(へた)の考(かんが)え休(やす)むに似(に)たり
碁や将棋で、下手な者の長考は、時間を浪費するだけで、なんの効果もない。相手が考え続けるのをあざけっていう。
下手(へた)の長談義(ながだんぎ)
話が下手なくせに、長々と話をすること。また、話の下手な人ほど長話をする傾向があること。
下手(へた)の横好(よこず)き
下手なくせに、その物事をむやみに好み、熱心なこと。