うま‐げた【馬下駄】
庭履きに用いた駒下駄(こまげた)。「庭の草花を眺めに、—はいて出でけるに」〈浮・禁短気・六〉
お【緒】
1 繊維をよった細長い線状のものの総称。糸やひもなど。「堪忍袋の—が切れる」 2 履物につけて足にかけるひも。鼻緒。「下駄(げた)に—をすげる」 3 楽器や弓に張る糸。弦(げん)。「琴の—」 4...
おお‐あし【大足】
1 大きな足。足の裏の広いこと。「ばかの—」 2 歩幅が大きいこと。おおまた。「—で歩く」 3 田下駄(たげた)。
お‐ぶと【緒太】
1 草履や下駄などの鼻緒の太いもの。 2 藺(い)で編んだ、太い鼻緒の、裏をつけない草履。裏無し。藺金剛(いこんごう)。
おも‐て【表】
《「面(おもて)」と同語源》 [名] 1 物の二つの面のうち、主だったほう。表面。また、外側。「答案は—を上にして集める」「コインを投げて—か裏かで占う」「鏡の—」⇔裏。 2 他のものより前に...
かいだんぼたんどうろう【怪談牡丹灯籠】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。文久・元治年間(1861〜1865)に成立。明治17年(1884)筆録、出版。「御伽婢子(おとぎぼうこ)」所収の「牡丹灯籠」をもとに、当時起こった江戸牛込の旗本騒...
かき‐がね【掛き金/繋き金】
「掛け金(がね)」に同じ。「二足三足庭下駄が鳴ると、すぐもうくぐりの—がはずされた」〈里見弴・多情仏心〉
かたし【片し/片足】
《「かたあし(片足)」の音変化》 1 二つあるもののうちの一つ。片方。「薩摩下駄の—も投散されたる中に」〈紅葉・金色夜叉〉 2 一方の足。片足(かたあし)。「お里は踏脱(くつぬぎ)へ—おろして」...
かっ‐こ
《「からころ」という音から》下駄をいう幼児語。「紅緒(べにお)の—も緒が切れた」〈白秋・雨〉
から‐から
[副](スル) 1 堅い物が触れ合って立てる、響きのよい、軽い感じの音を表す語。「高下駄を—(と)鳴らして歩く」 2 車などが軽快に音を立てて回るさま。「矢車が—(と)回る」 3 高らかに笑う...