下紐(したひも)解(と)・く
(「解く」が四段活用の場合)《下紐を解いて衣服を脱ぐ意から》男女が共寝をする。「われならで—・くな朝顔の夕影またぬ花にはありとも」〈伊勢・三七〉
(「解く」が下二段活用の場合) 1 下紐が解...
したひも‐の【下紐の】
[枕]《「したびもの」とも》「した」にかかる。「—下ゆ恋ふるに月そ経にける」〈万・三七〇八〉
した‐び【下樋】
《「したひ」とも》 1 地中に埋設して水を通す樋(とい)。うずみひ。「あしひきの山田を作り山高み—を走(わし)せ」〈記・下・歌謡〉 2 琴の胴の表板と裏板との間の空洞になった部分。「琴取れば嘆き...
した‐び【下火】
1 火勢が衰えること。「山火事が—になる」 2 盛んだった物事の勢いがだんだん衰えてくること。「人気が—になる」 3 オーブンなどで下から当てる火。⇔上火(うわび)。 4 茶の湯で、三炭(さんた...
した‐びえ【下冷え】
地面や足もとから冷たさを覚えること。また、その冷気。底冷え。《季 秋》
した‐ぶし【下伏し/下臥し】
1 物の陰や下にふすこと。「さを鹿の声ぞ悲しき露むすぶいはだのを野の萩の—」〈夫木・一一〉 2 うつぶせになること。下向きになること。「洋灯の炎尖(ほさき)が—になって、ちらりと蒼く消えようとす...
した‐ぶところ【下懐】
「内懐(うちぶところ)1」に同じ。
した‐ぶれ【下振れ】
[名](スル)数値・指標などが想定したものよりも下がること。「景気見通しが—する」「—リスク」⇔上振れ。
した‐ぶ・れる【下振れる】
[動ラ下一]下振れすること。「計画が—・れる」→下振れ
した‐へ【下方】
死後に行くという地下の世界。あの世。黄泉(よみ)の国。「若ければ道行き知らじ賂(まひ)はせむ—の使ひ負ひて通らせ」〈万・九〇五〉