まつ‐の‐ろうか【松之廊下】
江戸城内の、大広間から白書院に通じる「松之大廊下(まつのおおろうか)」のこと。L字形をしており、全長は約50メートル。→松之廊下刃傷事件
ま‐や【真屋/両下】
棟の前後二面を葺(ふ)きおろしにしたつくりの家。切妻造り。「葦火(あしび)たく—のすみかは世の中をあくがれ出づる門出なりけり」〈詞花・雑下〉
まん‐てんか【満天下】
この世に満ちていること。また、世の中全体。「—に知られる」
みず‐がみしも【水上下/水裃】
水色の上下(かみしも)。武士が切腹のときなどに着たもの。
みっか‐てんか【三日天下】
《明智光秀が織田信長を倒して天下をとってから、わずか13日後に豊臣秀吉に滅ぼされたところから。「みっかでんか」とも》きわめて短い間だけ権力を握ること。
み‐な‐しも【水下】
《「な」は「の」の意の格助詞》水の流れの下の方。下流。川しも。⇔水上(みなかみ)。「山川の—なりし諸人(もろびと)も」〈拾遺・雑下〉
む‐げ【無下】
[名・形動ナリ] 1 まちがいなくそれであること。また、そのさま。「今は—の親ざまにもてなして扱ひ聞こえ給ふ」〈源・薄雲〉 2 まったく問題にもならないこと。また、そのさま。論外。「—の末に参り...
め‐した【目下】
地位・年齢などが自分より下であること。また、その人。⇔目上(めうえ)。
め‐の‐した【目の下】
1 目の下の部分。「—の傷」 2 見下ろした所。眼下。「—に広がる雲海」 3 魚の目から尾までの長さ。魚の大きさをはかるときの基準とする。「—一尺のタイ」
もっ‐か【目下】
1 目の前。すぐ近く。眼前。「災害の—に迫るを知り」〈織田訳・花柳春話〉 2 ただいま。さしあたり。現在。副詞的にも用いる。「—のところ復旧の見込みはたたない」「—検討中」