じゃ‐し【邪視】
1 物事を正面からとらえないで、ねじけて見ること。 2 《evil eye》にらむだけで他人に害を与えたり不幸をもたらしたりするといわれる人の気味の悪い目つき。悪魔の目。
じゅうさんや【十三夜】
樋口一葉の小説。明治28年(1895)発表。不幸な結婚をしたお関を通し、封建的な社会の矛盾を女性の立場から描く。
ジュスティーヌまたはびとくのふこう【ジュスティーヌまたは美徳の不幸】
《原題、(フランス)Les Infortunes de la vertu》⇒美徳の不幸
そう‐か【喪家】
不幸のあった家。喪中(もちゅう)の家。
そうか‐の‐いぬ【喪家の狗】
《「孔子家語」困誓から》不幸のあった家で、家人が悲しみのあまりえさをやるのを忘れ、元気のなくなった犬。転じて、ひどくやつれて元気のない人。一説に、宿なしになった犬の意とも。
そう‐ほう【遭逢】
[名](スル)出会うこと。遭遇。「尚一層の不幸に—し」〈菊亭香水・世路日記〉
たい‐こ【大故】
大きな不幸。父母の喪。「父の—に及ばんとするを報ず」〈織田訳・花柳春話〉
たて‐つづけ【立(て)続け】
同じことや似たことが間を置かずに続けて行われること。つづけざま。「—の不幸に見舞われる」「—に歌いまくる」
他人(たにん)は食(く)い寄(よ)り
不幸のあったとき、他人は悲しみを分かつというより饗応にありつくために集まってくる。→親(しん)は泣き寄り他人は食い寄り
ため‐に【為に】
[接]前に述べた事柄が原因であることを表す語。それゆえに。それで。「却ってそういう私自身の不幸をあてにして仕事をしに来た私は、—困惑したほどであった」〈堀辰雄・美しい村〉