ふ‐だん【不断】
[名・形動] 1 とだえないで続くこと。また、そのさま。「—な(の)努力」 2 決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔—」 3 (「普段」とも当てて書く)日常のこと。副詞的にも用いる。平生(...
ふだん‐いしゃ【不断医者】
ふだんかかりつけの医者。「—は次の間に鍋を仕かけ、早め薬の用意」〈浮・胸算用・二〉
ふだん‐ぎ【不断着/普段着】
1 日常、家で着ている衣服。 2 (比喩的に)気取ったり気がねをしたりせず、のんびりとくつろげること。「—のおつきあい」
ふだん‐ぎょう【不断経】
毎日、絶え間なく経を読むこと。また、死者の冥福追善などのために、一定の期間、昼夜間断なく大般若経(だいはんにゃきょう)・最勝王経・法華経などを読みあげること。不断の読経。「—の暁方(あかつきがた...
ふだん‐こう【不断香】
昼夜絶え間なく香をたきつづけること。また、その香。「—の煙みちたり」〈宇治拾遺・一三〉
ふだん‐ざくら【不断桜】
四季を問わず、5弁の白い花をつけるサトザクラ。三重県鈴鹿市の白子山観音寺の境内にあり、天然記念物。白子不断桜。
ふだん‐そう【不断草】
ヒユ科の一年草または越年草。高さ約1メートル。葉は大きく細長い卵形で、縁が波形にうねる。雌雄異株。6月ごろ、多数の黄緑色の小花をつける。若葉は食用。ヨーロッパの原産、中国から渡来。恭菜。唐萵苣(...
ふだん‐づかい【不断使い】
《「普段使い」とも書く》かしこまった席ではなく、日常の生活で使用すること。「—のバッグ」「—の器」
ふだん‐ねんぶつ【不断念仏】
特定の日時を決めて、その間、昼夜間断なく念仏を唱えること。常念仏。不断の念仏。
ふだん‐りん【不断輪】
晴天祈願や雨乞いなどのとき、僧侶が幾組かに分かれて順に呪文を唱えて切らさないようにすること。