ひ‐きょう【比興】
[名・形動ナリ] 1 他の物にたとえて、おもしろく言うこと。転じて、おもしろく興あること。また、そのさま。「後ろは前に、前は後ろにかはらぬか、と言ひける。さる事やは侍るべき。—の事なり」〈著聞集...
ふ‐しまつ【不始末】
[名・形動] 1 後始末のしかたが悪いこと。また、そのさま。「タバコの火の—から火事になる」 2 人に迷惑がかかるような不都合な行いをすること。また、その行いや、そのさま。「弟の—をわびる」「息...
ふ‐しゅび【不首尾】
[名・形動]《「ぶしゅび」とも》 1 最後がうまくいかないこと。また、そのさま。「—に終わる」「—な交渉結果」⇔上首尾。 2 気受け・評判のよくないこと。また、そのさま。「上司に—な社員」 3 ...
ふしょう‐じ【不祥事】
関係者にとって不都合な事件、事柄。「社員が—を起こす」
ふ‐ちょう【不調】
[名・形動]《古くは「ふぢょう」とも》 1 事がうまくととのわないこと。まとまらないこと。また、そのさま。「談判が—に終わる」 2 調子が悪いこと。思わしくないこと。また、そのさま。「からだの—...
不徳(ふとく)の致(いた)すところ
自分の不徳のため引き起こしたこと。失敗や不都合のあったとき、謝罪の意味で使う。
ぶ‐あい【無愛/不愛】
[名・形動ナリ] 1 愛想がないこと。また、そのさま。むあい。「実房は直衣(なほし)の袖中門廊の妻戸にさし出すやうにて、—にのみふるまひければ」〈愚管抄・五〉 2 おもしろくないこと。不都合なこ...
ほう‐し【放氏】
不都合なことを行った氏人(うじびと)を、その所属する氏から追放し、氏人としての資格を奪うこと。平安末期から中世にかけて、藤原氏の氏寺の興福寺がたびたび行った。
ほうむ・る【葬る】
[動ラ五(四)]《「ほうぶる」の音変化》 1 死体・遺骨を墓所に納める。埋葬する。「ねんごろに—・る」 2 不都合なことなどを、世間に知られないように隠してしまう。「真相を闇から闇に—・る」 3...
ボタンの掛(か)け違(ちが)い
対処の方法を誤り、そのことが原因であとから不都合が生じたり、双方の間で食い違いが生じたりすること。