あり・うる【有り得る】
[動ア下二][文]あり・う[ア下二] 1 起こる可能性がある。当然考えられる。「すでに手遅れということも—・うる」「事故の発生は—・うることだ」 2 世の中にあることができる。生きていくことがで...
あり‐さま【有(り)様】
1 物事の状態。ありよう。「世の中の—」「事故の—」「こんな—では完成しない」 2 身分。境遇。「数ならぬ—なめれば、必ず人笑へに憂きこと出で来むものぞ」〈源・宿木〉 →様子(ようす)[用法]
あり‐にく・し【在り悪し】
[形ク]生きるのがむずかしい。生きていにくい。「世の中の—・くのみ思ひ給へらるれば」〈狭衣・四〉
あり‐よう【有り様】
1 物事の状態。ようす。ありさま。「世の中の—に疑問を感じる」 2 ありのままの姿。実情。ありてい。「事の—を申し上げましょう」 3 あるべきわけ。あるわけ。「うまい解決策なんて—がない」
あれ‐ら【彼等】
[代]遠称の指示代名詞。あの者ども。あの人ら。「—も世の中には有るにや、無きにやあらん」〈宇津保・国譲上〉
あん◦なり
[連語]《動詞「あり」の連体形に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「あるなり」の音変化》あるようだ。あるということだ。あなり。「世の中に物語といふものの—◦なるを」〈更級〉
あん‐ねい【安寧】
無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで安定していること。「社会の—を乱す」
あんねい‐ちつじょ【安寧秩序】
世の中が整った状態にあり、安定していること。
いい‐かたら・う【言ひ語らふ】
[動ハ四] 1 互いに話す。語り合う。「世の中のうきもつらきもをかしきも、かたみに—・ふ人」〈更級〉 2 話をして頼む。相談する。「いと尊き老僧のあひ知りて侍るに、—・ひつけ侍りぬる」〈源・夕顔〉
家(いえ)給(きゅう)し人(ひと)足(た)る
《「漢書」貢禹伝から》人も家もみな富み栄えて、世の中が繁盛しているさま。