ふくかぜ‐の【吹く風の】
[枕] 1 吹く風が目に見えない意から、「目に見ぬ」にかかる。「世の中はかくこそありけれ—めに見ぬ人も恋しかりけり」〈古今・恋一〉 2 風の音の意から、「音」「音に聞く」にかかる。「たまかづら今...
ふ‐けいき【不景気】
[名・形動] 1 経済活動に活気がないこと。また、そのさま。「世の中が—になる」⇔好景気。 2 商売が繁盛していないこと。また、そのさま。「—な店」 3 沈み込んで元気のないこと。また、そのさま...
ふ‐せい【浮世】
はかないこの世の中。うきよ。
ふち‐せ【淵瀬】
1 淵と瀬。川の深くよどんだ所と浅くて流れの速い所。 2 《古今集・雑下の「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」などから》世の中の移りやすく無常なことのたとえ。「—のならい」
ふんべつ‐ざかり【分別盛り】
[名・形動]いろいろと経験を積んで知識も有り、世の中の道理がよくわかっている年ごろ。また、そのさまや、その人。ふつう、中年をさす。「—な(の)人」
ぶっ‐そう【物騒/物忩】
[名・形動] 1 よくない事が起きたり起こしたりしそうな危険な感じがすること。また、そのさま。「—な世の中」「—な連中」 2 ざわざわとして落ち着かないこと。また、そのさま。「京中—の由承る間」...
ぶん‐か【分火】
[名](スル) 1 おおもとの灯火(ともしび)を分けて別の場所でともすこと。また、その分けた灯火。「平和の灯が全国に—される」 2 (比喩的に)人々がある思想や行為に共感し、それが世間に広がるこ...
ぶん‐か【文化】
1 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきた。...
ぶん‐めい【文明】
人知が進んで世の中が開け、精神的、物質的に生活が豊かになった状態。特に、宗教・道徳・学問・芸術などの精神的な文化に対して、技術・機械の発達や社会制度の整備などによる経済的・物質的文化をさす。 →...
ぶんめい‐かいか【文明開化】
世の中が開けて生活が便利になること。特に明治初期、西洋文明を積極的に模倣し、急速に西洋化・近代化した現象。