こう‐ろ【行路】
1 道を行くこと。また、旅行をすること。 2 行く道。道すじ。「—の変更を余儀なくされる」 3 生きていく道すじ。世渡りの道。世路(せろ)。「人生—」
こうろ‐なん【行路難】
道を行くのに難儀すること。転じて、世渡りの困難なこと。
塩(しお)が浸(し)・む
世間の苦労が身にしみる。世渡りの苦労を経験する。「今では—・みたか、それはそれはおとなしくなって」〈滑・浮世風呂・二〉
しゅ‐がく【修学】
1 「しゅうがく(修学)」に同じ。 2 世渡りの工夫・才覚。「ゆづり銀三百貫目ありしを、—あしく次第に減りて」〈浮・懐硯・五〉
しょ‐せい【処世】
世間と交わってうまく生活していくこと。世渡り。「—の道」「—にたける」
しょせい‐じゅつ【処世術】
巧みな世渡りの方法。
せけん‐し【世間師】
1 世間に通じていて巧みに世を渡ること。悪賢く世を渡ること。また、その人。 2 旅から旅を渡り歩いて世渡りをする人。
せ‐さい【世才】
世の中の事情に通じ、たくみに世渡りのできる才能。世故の才。「—にたけた人」
世事(せじ)に賢(かしこ)・し
世渡りがうまい。世辞がじょうずである。「—・く粋(いき)をもっぱらとして」〈黄・御存商売物〉
せ‐ち【世知/世智】
[名・形動] 1 世渡りの知恵。「—にたけた人」 2 仏語。世俗に生きる凡夫の知恵。 3 抜け目のないこと。けちなこと。また、そのさま。「親の—なる事を見習ひ、八歳より墨に袂(たもと)をよごさず...