いい‐た・てる【言(い)立てる】
[動タ下一][文]いひた・つ[タ下二] 1 強く主張する。言い張る。「犯人はあいつだと—・てる」 2 一つ一つ数え上げて言う。列挙して述べる。「人の欠点を—・てる」 3 評判を立てる。言いはやす...
いい‐ならわ・す【言(い)習わす】
[動サ五(四)] 1 世間で慣習として言う。「業界で—・してきた符丁」 2 口癖に言う。「十七才なれども、子細あって十六才と—・してあり」〈人・英対暖語・初〉
いい‐ひろ・める【言(い)広める】
[動マ下一][文]いひひろ・む[マ下二]言って世間に行き渡らせる。言い触らす。「彼の武勇伝を—・める」
いい‐ふら・す【言(い)触らす】
[動サ五(四)]触れ回って広く世間に知らせる。吹聴(ふいちょう)する。言い広める。「根も葉もないうわさを—・す」
い・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)] 言葉を口に出す。心に思っていること、考え・判断などを相手に伝達するために、言葉に出したり、文章に表したりする。 1 口を通して言葉として出す。「やっと片言を—・うようになっ...
言(い)うも世(よ)の常(つね)
どう言っても世間並みな平凡なものになってしまい、うまく言い表せない。言えば世の常。「今はとて、おちいりけむ有様、心のうち、見る心地して、悲しきなど—なり」〈狭衣・二〉
いえ‐なみ【家並(み)】
[名] 1 家が並んでいること。やなみ。「古い—の続く旧街道」 2 家ごと。軒並み。戸ごと。副詞的にも用いる。「この一帯は—空き巣にやられた」 [名・形動ナリ]よその家と同じ程度であること。...
い‐か【以下/已下】
1 数量・程度・優劣などの比較で、それより下の範囲であること。数量では、基準を含んでそれより下をいい、その基準を含まないときは「未満」を使う。「室温を一八度—に保つ」「六歳—は無料」「待遇は世間...
いか‐もの【如何物/偽物】
1 本物に似せたまがいもの。いかさまもの。「—をつかまされる」 2 世間並みと異なって変なもの。「—好き」
いかり【怒り】
おこること。いきどおり。立腹。「—がこみあげる」「世間の—を買う」