えん‐せい【厭世】
世の中をいやなもの、人生を価値のないものと思うこと。「—自殺」
エンリコよんせい【エンリコ四世】
《原題、(イタリア)Enrico IV》イタリアの劇作家・小説家、ピランデッロの戯曲。1922年、ミラノにて初演。自身を神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世だと思いこんでいる男の狂気を描く。ヘンリー4世。
おの‐が‐よよ【己が世世】
夫婦または恋人が離別して、それぞれが別の生活をすること。「—になりにければ、疎くなりにけり」〈伊勢・二一〉
親子(おやこ)は一世(いっせ)
親子の関係は、この世だけのものであるということ。→夫婦は二世 →主従は三世
かお‐みせ【顔見せ/顔見世】
[名](スル) 1 大ぜいの前に初めて顔を見せること。人前に出ること。 2 (顔見世)遊女や芸者などが、初めて勤めに出るとき、揚屋や料亭などにあいさつして回ること。 3 (顔見世)歌舞伎年中行事...
限(かぎ)りある世(よ)
この世。現世。「別れてはいつ相見むと思ふらむ—の命ともなし」〈後撰・離別〉
かく‐きょせい【赫居世】
伝説上の新羅(しらぎ)の始祖。「三国史記」によれば、在位は前57〜前4。姓は朴。名の赫居世は光明王の意味。
かく‐せい【隔世】
時代・世代がへだたっていること。時代が違うこと。かくせ。
かくり‐よ【隠り世】
死者が行く世。あの世。「墓地は現(うつつ)の露の原、また、—の苔の土」〈白秋・墓地〉
かげ‐みせ【陰見世/陰店】
遊女が、往来に面した所でなく、家の奥の方に並んで客を待つ店。江戸時代、宿駅の遊女屋に多かった。→張り見世