あがり‐たる‐よ【上がりたる世】
[連語]遠い昔。古代。上がりての世。「時ならぬ霜雪を降らせ、雲雷(いかづち)を騒がしたる例(ためし)、—にはありけり」〈源・若菜下〉
あく‐せ【悪世】
悪い世の中。特に、仏法の衰えた時代。末法の世。末世。「末代—に及ばんまで、この仏を一称一礼せん人は」〈今昔・一一・一五〉
あ‐せい【阿世】
世間の人におもねること。世俗にこびへつらうこと。→曲学阿世「売文—以て当世の寵児たるを争う鄙心(ひしん)を」〈魯庵・「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に告ぐ〉
あだし‐よ【徒し世】
はかない世。無常の世。「明日知らぬみ室の岸の根無草何—に生ひ始めけん」〈千載・雑中〉
あの‐よ【彼の世】
死んでから行くという世界。冥途(めいど)。来世。⇔此(こ)の世。
あのよ【▲彼の世】
the next worldあの世に行くgo to the next worldやっと訪ね当てた彼女は既にあの世の人であったWhen I finally 「tracked her down [d...
いっせい【一世】
1〔その時代〕the age; the day一世を風靡ふうびするcommand [rule] the world [age]一世を風靡した髪型a hairstyle which was all...
いみんいっせい【移民一世[二世]】
a first-generation [second-generation] immigrant
うきよ【浮き世】
〔はかない世〕this transitory world, this fleeting life;〔現世〕this lifeそれが浮き世の習いというものだThat is the way of t...
えんせい【×厭世】
pessimism厭世的 pessimistic彼女は最近厭世的になっているShe has become pessimistic lately.厭世家a pessimist厭世観a pessim...
あのよ【彼の世】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
いっせい【一世】
[共通する意味] ★一人の人が生まれてから死ぬまでの間。[英] one's lifetime[使い方]〔一世〕▽一世の大事業だ▽一世の大傑作〔一代〕▽今度の不祥事は彼の一代の不覚だ▽人は一代、名...
いっせい【一世】
[共通する意味] ★同じ血統や同じ流派などの祖。[英] the First[使い方]〔一世〕▽ナポレオン一世〔初代〕▽初代の大統領▽初代団十郎[使い分け]【1】「初代」は、幅広く使われる。「一世...
うつしよ【うつし世】
[共通する意味] ★現に生きている今の世界。[英] this world; this life[使い方]〔この世〕▽この世のものとは思われないほど美しい花園▽この世を去る〔現世〕▽来世を信じて現...
げんせ【現世】
[共通する意味] ★現に生きている今の世界。[英] this world; this life[使い方]〔この世〕▽この世のものとは思われないほど美しい花園▽この世を去る〔現世〕▽来世を信じて現...
きゅうねんるいせい【窮年累世】
自分の一生から孫子の代までも。▽「窮年」は人の一生涯。「累世」は子々孫々の意。「年としを窮きわめ世よを累かさぬ」と訓読する。
ごじょくあくせ【五濁悪世】
末世。末法の世。五つの汚れに満ちた悪い世の意。▽仏教語。「五濁」は五つの汚れ。劫濁こうじょく(時代の汚れ。以下の四濁の起こる時代)・煩悩濁ぼんのうじょく(貪むさぼりや怒りなど人の浅ましさがはびこる)・衆生濁しゅじょうじょく(心身が弱く苦しみが多く、人の資質が低下する)・見濁けんじょく(誤った悪い思想・考え)・命濁みょうじょく(寿命が短くなり、最後には十歳になる)をいう。
しょうじょうせぜ【生生世世】
生まれ変わり死に変わりして限りなく多くの世を経る意。現世も来世も永遠に。いつまでも。▽仏教語。「世世」は「せせ」「よよ」とも読む。
まっぽうまっせ【末法末世】
時代がくだり、仏教が衰え、道徳が乱れた末の世のこと。▽「末法」は釈迦しゃかの入滅にゅうめつ後、正法しょうぼう(五百年間)、像法ぞうぼう(千年間)に続くその後の一万年のこと。末法の世には仏法が衰えて、救いがたい世の中になるという。「末世」は仏法のすたれた世、末法の世の意。
りっしんしゅっせ【立身出世】
社会的に高い地位について名声を得ること。▽「立身」は社会的な地位を得ること。名声を得ること。「出世」は社会に出て、立派な地位・身分を得ること。
カルロス‐いっせい【カルロス一世】
《Carlos Ⅰ》⇒カール
クロビス‐いっせい【クロビス一世】
《Clovis Ⅰ》[465ころ〜511]フランク王。在位481〜511。メロビング朝の開祖。ローマ総督を破って建国。カトリックに改宗、ローマ‐カトリック教会と協力して国家統一の基礎を築き、50...
コンスタンティヌス‐いっせい【コンスタンティヌス一世】
《Flavius Valerius Constantinus Ⅰ》[274?〜337]ローマの皇帝。在位306〜337年。混乱した帝国を再統一し、専制体制を確立。313年ミラノ勅令を発してキリス...
シャープール‐いっせい【シャープール一世】
《Shāpūr Ⅰ》ササン朝ペルシア第2代の王。在位241〜272。アルデシール1世の子。中央アジア・シリアに進出、260年にはローマ軍を破って皇帝ワレリアヌスを捕虜とし、またこれらの捕虜を使役...
セレウコス‐いっせい【セレウコス一世】
《Seleukos Ⅰ》[前358ころ〜前280]シリア王国の建国者。セレウコス朝の始祖。アレクサンドロス大王の部将で、大王の死後、ペルシアからシリア・キリキアにわたる地を支配し、前312年に即...