やぎ‐ぶし【八木節】
日光例幣使街道の八木宿(栃木県足利(あしかが)市)を中心に栃木・群馬・埼玉3県境一帯で行われる民謡。七・七調の口説(くど)き形式の盆踊り歌で、酒だる・笛・鉦(かね)などの伴奏で歌う。明治後期、堀...
やくさ‐の‐かばね【八色の姓】
天武天皇13年(684)に制定された姓制度。従来の姓制度を改めて新たに真人(まひと)・朝臣(あそみ)・宿禰(すくね)・忌寸(いみき)・道師(みちのし)・臣(おみ)・連(むらじ)・稲置(いなき)の...
やくしゃばなし【役者論語】
歌舞伎役者の芸談集。4巻4冊。3世八文字屋自笑編。安永5年(1776)刊。初世坂田藤十郎・芳沢あやめなど元禄期(1688〜1704)の名優の芸談を中心に7編を収録。歌舞伎の芸道論・演技論の研究に...
やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】
歌舞伎役者の容色や技芸を評し、位付けをした書。江戸時代から明治初期にかけて、京都・大坂・江戸の3都を中心に刊行。元禄(1688〜1704)末ごろから、3都別3分冊の黒表紙小型の横本で、1月と3月...
やげん‐だい【薬研台】
罫書(けが)き作業で、円柱材の中心を求めるために用いる、上面にV字形の溝をつけた金属製の台。ブイブロック。三角台。
や‐し【椰子】
ヤシ科の単子葉植物の総称。3300種が熱帯を中心に分布。高木あるいは蔓性(つるせい)の木本。幹はふつうまっすぐ伸び、頂に大きな葉をつける。葉は柄があり、羽状か手のひら状に切れ込んでいる。花は密集...
ヤシュチラン【Yaxchilán】
メキシコ南東部、チアパス州、グアテマラ国境付近にある遺跡。マヤ文明古典期後期、8世紀頃に最盛期を迎え、祭祀(さいし)の中心的な場所として利用されていたと考えられている。
やじろべえ【弥次郎兵衛】
「東海道中膝栗毛」中の人物。江戸の住人で、喜多八とともに失敗やこっけいを演じながら東海道・京・大坂を旅する。
《荷物を振り分けにした姿の
をかたどったところから》玩具の一。短い棒に人形をつけ...
やすだ‐ざいばつ【安田財閥】
安田善次郎が築いた財閥。安田保善社を拠点にして銀行業を中心に発展したが、翼下に有力な産業部門を持たなかった。第二次大戦後、GHQの指令で解体。
ヤズド【Yazd】
イラン中部の都市。ヤズド州の州都。カビール砂漠の南、ルート砂漠の西に接する乾燥地帯に位置する。ゾロアスター教の中心地として知られ、1500年以上聖火を灯し続けているという拝火神殿や、風葬・鳥葬が...