メタンフェタミン【methamphetamine】
覚醒(かくせい)剤の一種。中枢神経系の興奮作用が強く、習慣・耽溺(たんでき)性をもつ。商標名ヒロポンの名で知られる。
メチルフェニデート【methylphenidate】
ナルコレプシーやADHDの治療に用いられる精神刺激薬。中枢神経を興奮させ、精神活動を高める作用がある。
もうよう‐たい【網様体】
中脳から延髄にかけての範囲を占める、特殊な構造の部分。神経線維の網に神経細胞体が散在。呼吸・血圧などの中枢があり、意識の維持に関与する。
モルヒネ‐ちゅうどく【モルヒネ中毒】
モルヒネによる麻薬中毒。一時的な大量使用では悪心(おしん)・嘔吐(おうと)、さらには昏睡(こんすい)状態に陥り、呼吸中枢の麻痺(まひ)を起こして死に至る。少量の連用からしだいに増量して慢性中毒と...
ゆうきすいぎん‐ちゅうどく【有機水銀中毒】
水銀の有機金属化合物による中毒。多量摂取による急性中毒は死に至る。農薬や産業廃棄物などの環境汚染による微量の摂取でも、中枢神経などに蓄積する。メチル水銀による水俣病(みなまたびょう)はその典型的な例。
ゆうき‐ようばい【有機溶媒】
水に溶けない物質を溶かす、常温常圧で液体の有機化合物の総称。エタノール・ベンゼン・アセトン・クロロホルムなど。有機溶剤。 [補説]毒性があり、吸入や接触によって頭痛・めまい・意識障害などの中毒症...
ゆう‐ぞう【融像】
左右の網膜に映った像を融合し、一つの像として認識する働き。眼球の運動や大脳皮質の視覚中枢の働きによって実現される。左右の網膜に映る像の位置が微妙に異なることから、遠近感や立体感を知覚することができる。
リステリア‐しょう【リステリア症】
《listeriosis》リステリア菌によって主に羊や牛などに起こる嗜眠(しみん)性脳炎の症状を呈する中枢神経系の疾患。感染した動物との接触や食品を通じて人間にも発症する。欧米ではリステリア菌に...
りったい‐し【立体視】
両眼で物体を見たとき、左右の視差によって結ばれた網膜上の像が、感覚中枢の働きで立体として感知されること。両眼視。
レビーしょうたい‐びょう【レビー小体病】
中枢神経系や自律神経系にレビー小体が多く集まることによって起こる神経変性疾患の総称。シャイ・ドレーガー症候群、パーキンソン病、レビー小体型認知症などが含まれる。 [補説]レビー小体が自律神経系に...