ちゅう‐りゅう【中流】
1 川の上流と下流の間の部分。 2 両岸から見て、川の中ほどの流れ。 3 生活程度や社会的地位が中程度であること。また、その階層。中流階級。「—の家庭」「—意識」
中流(ちゅうりゅう)に舟(ふね)を失(うしな)えば一壺(いっこ)も千金(せんきん)
《「鶡冠子」学問から》川のまんなかで舟を失った者にとっては、壺(つぼ)のようなものでも、浮き袋の代用として千金のねうちがある。つまらないものでも時と場合によっては、大きな価値をもつことがあるとい...
中流(ちゅうりゅう)の砥柱(しちゅう)
《「砥柱」は黄河の中に柱のようにそそり立っている石で、激流の中でも微動だにしないことから》乱世にあって、毅然(きぜん)として節義を守っていることのたとえ。
ちゅう‐りょ【仲呂/中呂】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より五律高い音。日本の十二律の双調(そうじょう)にあたる。 2 陰暦4月の異称。
ちゅう‐ろ【仲呂/中呂】
⇒ちゅうりょ(仲呂)
ちゅうりょう‐きゅう【中量級】
(同類の中で重さが中程度であること)ボクシング・レスリング・柔道など体重別で試合を行う格闘技で、重量級と軽量級の中間の体重の競技者の階層。→重量級[補説]
ちゅう‐る【中流】
律の三流(さんる)の一。流罪の中程度のもの。信濃・伊予などに流した。→遠流(おんる) →近流(こんる)
ちゅう‐ろう【中老】
1 50歳ほどの年ごろ。また、その人。「—の品の好い細君は」〈花袋・田舎教師〉 2 武家の職名。 ㋐鎌倉・室町時代、引付衆(ひきつけしゅう)のこと。 ㋑豊臣時代、五大老・五奉行の中間にあって政務...
ちゅう‐ろう【中﨟】
1 出家受戒後の安居(あんご)の功を積んだ年数によって上・中・下と分けた、その中位に位する者。 2 平安時代、後宮に仕える女官で、内侍でない者。上﨟・小上﨟の下、下﨟の上。中﨟女房。 3 室町時...
ちゅう‐ろうい【中労委】
「中央労働委員会」の略称。