もくず‐がに【藻屑蟹】
イワガニ科のカニ。甲は丸みのある四角形で、甲幅6センチくらい。全体に緑褐色。はさみ脚に長い毛が密に生えている。内湾の砂浜や川沿いの湿地にすみ、川にすむものは秋に海岸まで下って産卵する。肺吸虫の第...
もくぼ‐じ【木母寺】
東京都墨田区にある天台宗の寺。山号は、梅柳山。謡曲「隅田川」などで有名な梅若丸が病没した地に、その冥福を祈って、貞元2年(977)に忠円が創建したと伝える。慶長12年(1607)近衛信尹が梅の字...
もち‐の‐き【黐の木】
モチノキ科の常緑小高木。海岸や山野に多い。葉は楕円形で厚く、つやがある。雌雄異株。4月ごろ、黄緑色の小花を密生し、丸く赤い実を結ぶ。庭木とし、樹皮から鳥もちを作り、材は狂いが少ないので細工物に用...
もっ‐かん【木棺】
木でつくった棺。丸太をくり抜いたものと板を組み合わせたものがあり、日本では弥生時代から使用が認められている。
モデル‐ガン
《(和) model+gun》弾丸を発射する機能を持たない、模型の銃。遊戯銃の一種。模型銃。
もと‐くち【元口】
丸太材の根もとに近い方の切り口。⇔末口(すえくち)。
もみじやま‐ぶんこ【紅葉山文庫】
江戸時代、徳川氏の文庫。初め、徳川家康が江戸城内富士見亭に設けて富士見亭文庫と称したが、3代将軍家光の時に城内西の丸の紅葉山に移して改称。蔵書の大部分は現在国立公文書館内閣文庫に所蔵。
もも‐じり【桃尻】
《桃の実の尻(実際は頭)が、とがっていてすわりの悪いところから》 1 馬に乗るのがへたで、尻が鞍の上に安定しないこと。「—にて落ちなんは、心憂かるべし」〈徒然・一八八〉 2 尻の落ち着かないこと...
もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】
幸若舞の創始者と伝えられる人物。越前の人。南北朝時代の武将桃井直常の孫といわれる。名は直詮(なおあき)。幸若丸は幼名。室町前期、比叡山の稚児であったとき、平曲・声明(しょうみょう)などを取り入れ...
もり【森】
姓氏の一。 [補説]「森」姓の人物森敦(もりあつし)森有礼(もりありのり)森有正(もりありまさ)森絵都(もりえと)森鴎外(もりおうがい)森槐南(もりかいなん)森恪(もりかく)森一生(もりかずお)...