つく・ねる【捏ねる】
[動ナ下一][文]つく・ぬ[ナ下二] 1 手でこねて丸く作る。こねてまるめる。「米の粉を—・ねて団子を作る」 2 無秩序に積み重ねる。「叔父の羽織がくしゃくしゃになって隅の方に—・ねてあった」〈...
つけ‐いだ・す【付け出だす】
[動サ四]見つけ出す。探り出す。捜し出す。「志賀の里にて早広を—・し」〈浄・蝉丸〉
つこど
[形動ナリ]「つこうど」に同じ。「立ってうせいと—なる」〈浄・難波丸金鶏〉
つた‐の‐ほそみち【蔦の細道】
ツタがおい茂って細くなっている道。特に、静岡市駿河区丸子(まりこ)と藤枝市岡部町岡部との間の、宇津ノ谷(うつのや)峠の道をさす。伊勢物語中の「宇津の山にいたりて、わが入らむとする道は、いと暗う細...
つち‐ぐり【土栗】
ディプロキスティス科のキノコ。夏から秋に山野に生える。初めは灰褐色の球形で、熟すと厚い外皮が星形に裂け、胞子の入った丸い袋が現れる。外皮は湿気を含むと反って開き、乾くと袋を巻いて押し、胞子が放出...
つち‐だんご【土団子】
土を丸めて団子のようにしたもの。特に明和・安永(1764〜1781)のころ、江戸谷中の笠森稲荷(かさもりいなり)では、祈願のため土団子を供え、満願のときにこれを米の団子にかえる風習があった。
つち‐ぶた【土豚】
管歯目ツチブタ科の哺乳類。体重50〜70キロ。背が丸く太った体つきや鼻先の形などは豚に似るが、耳と尾は長い。歯は管状の六角柱が集まってできており、舌が長く、シロアリなどを食う。夜行性。アフリカの...
つちみかど‐だいり【土御門内裏】
京都土御門大路の南、烏丸の西にあった里内裏。 土御門大路の北、東洞院大路の東にあった里内裏。元弘元年(1331)光厳天皇が皇居と定めてから北朝歴代の皇居となった。現在の京都御所の地。土御門東...
つっ‐かい【突っ支い】
物が倒れないようにささえるもの。つっかえ。「柱には幾つともなく丸太の—がしてある」〈木下尚江・良人の自白〉
つつ【筒】
1 丸く細長くて中が空洞になっているもの。くだ。管(かん)。「竹の—の花入れ」 2 銃身。砲身。転じて、小銃や大砲。「になえ—」「大—」 3 ブーツの足首から上、ふくらはぎの入る部分。「—回り3...