とかい‐ぶね【渡海船】
江戸時代に、大坂を中心に瀬戸内海諸港間の貨客輸送にあたった小型廻船。大坂・丸亀間の金毘羅船(こんぴらぶね)、大坂・北九州間の小倉船(こくらぶね)など。
とき‐あらい【解(き)洗い】
着物をほどいて洗うこと。また、洗い張りをすること。⇔丸洗い。
ときめきにしす【ときめきに死す】
丸山健二の長編小説。昭和57年(1982)刊行。昭和59年(1984)に森田芳光監督により映画化。
ときわ‐さんざし【常磐山樝子】
バラ科の常緑低木。枝にとげがあり、葉はやや幅広く縁に小さなぎざぎざがある。5、6月ごろに白い花が咲き、10、11月ごろに丸い実が多数房状について濃赤色に熟す。ヨーロッパ南部の原産。
とげ‐ぐも【棘蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約6ミリ。腹部側方に二対、後方に一対の硬いとげ状の突起をもつ。樹間に丸い網を張る。本州以南に分布。
とげっ‐ぽう【吐月峰】
《静岡市西部の丸子町にある山の名。連歌師宗長が、ここの竹林の竹で灰吹きを作り、吐月峰と名づけたところから》タバコ盆に用いる竹製の灰吹き。
としののこり【年の残り】
丸谷才一の短編小説。昭和43年(1968)発表。同年、第59回芥川賞受賞。
とち‐の‐き【橡/栃】
ムクロジ科の落葉高木。山地に自生。葉は大きく、倒卵形の5〜7枚の小葉からなる手のひら状の複葉。5月ごろ、白色で紅斑のある花が円錐状に咲く。実は丸く、熟すと三つに裂け、中にある褐色の種子は食用。近...
と‐ちょう【都庁】
《「東京都庁」の略》東京都の行政事務を取り扱う役所。平成3年(1991)に千代田区丸の内から新宿区西新宿に移転。
とっくり‐くじら【徳利鯨】
アカボウクジラ科のハクジラ。体長約9〜10メートル。頭部がとっくり形に丸く発達する。北大西洋から北極海にかけて生息するキタトックリクジラと、南極海などに生息するミナミトックリクジラがいる。