たん‐しゅ【丹朱】
1 赤い色。朱。 2 ⇒辰砂(しんしゃ)
たん‐しゅう【丹州】
丹波(たんば)あるいは丹後(たんご)の異称。
たん‐しん【丹唇】
あかいくちびる。朱唇。
たん‐しん【丹心】
まごころ。赤心。「唯和して真率なる—あるのみ」〈福沢・学問のすゝめ〉
たんじろう【丹次郎】
為永春水作の人情本「春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)」の主人公。複数の女性に愛されたので、江戸末期の色男の代名詞となった。
たん‐じん【丹参】
シソ科の多年草。高さ40〜80センチ。葉は羽状複葉。春、青紫色の唇形の花を総状につける。根は太くて長い円柱状、外面は朱紅色で、乾かしたものを漢方薬として婦人病などに用いる。中国に分布。日本ではま...
たん‐せい【丹誠/丹精】
[名](スル)《古くは「たんぜい」とも》 1 (丹誠)飾りけや偽りのない心。まごころ。誠意。丹心。赤心。「—を尽くす」「—を込める」 2 心を込めて物事をすること。「母の—になる手料理」「—して...
たん‐せい【丹青】
1 赤と青。丹碧。 2 絵の具。また、彩色。「—の妙を尽くす」 3 《「たんぜい」とも》絵画。また、絵の具で描くこと。「—の技に長じる」
たん‐ぜん【丹前】
1 防寒のための部屋着の一種。厚く綿を入れた広袖(ひろそで)の着物。丹前風呂に通う客の風俗からこの名が出た。京坂に起こり、江戸の「どてら」に似る。《季 冬》 2 丹前風呂に通う町奴などの風俗。丹...
たんぜん‐おび【丹前帯】
丹前姿の人が用いた幅の広い帯。