たんば‐ほおずき【丹波酸漿】
ホオズキの一品種。萼(がく)が大きい。
たんば‐やき【丹波焼】
兵庫県丹波篠山市今田(こんだ)町上立杭(かみたちくい)・下立杭を中心に産する陶器。古くは須恵器系で、桃山時代以降は施釉(せゆう)陶が主流となり茶器も制作。
たんばよさく【丹波与作】
丹波の馬方。のち江戸へ出て出世し、武士になった。寛文(1661〜1673)ごろから、関の小万との情事を俗謡に歌われ、浄瑠璃・歌舞伎にも脚色された。
たんばよさくまつよのこむろぶし【丹波与作待夜の小室節】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。宝永4年(1707)大坂竹本座初演。与作と関の小万の恋に子別れの物語を脚色したもの。滋野井子別れの段が有名。
たんば‐りゅう【丹波竜】
⇒タンバティタニス
たん‐ぺき【丹碧】
赤色と青色。丹青。
たん‐やく【丹薬】
1 漢方で、練り薬。 2 道教で、不老不死の薬。
たんりょく‐ぼん【丹緑本】
⇒たんろくぼん(丹緑本)
たんろく‐ぼん【丹緑本】
江戸時代、寛永(1624〜1644)から元禄(1688〜1704)ごろに刊行された古浄瑠璃・幸若舞曲・仮名草子などの挿絵入り版本。丹(赤)・緑・黄などの色を彩色。えどりぼん。たんりょくぼん。
に【丹】
《「土(に)」と同語原》 1 赤い色。丹色。「—塗りの鳥居」 2 赤い色の顔料に用いる赤土。「丹生(にふ)の郷(さと)。昔時(むかし)の人、此の山の沙(すなご)を取りて—に該(あ)てき」〈豊後国...