し‐て【仕手/為手】
《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 あることをする人。やりて。「世話の—がない」 2 (ふつう「シテ」と書く)能・狂言の主人公の役。また、その演者。中入りのあるときは前ジテ...
しほんたいへいき【私本太平記】
吉川英治による長編の歴史小説。昭和33年(1958)から昭和36年(1961)にかけて「毎日新聞」に連載。足利尊氏を主人公に、鎌倉幕府の滅亡から南北朝の時代の日本を描く。
しぼうのかたまり【脂肪の塊】
《原題、(フランス)Boule de Suif》モーパッサンの小説。1880年刊。普仏戦争中、占領下ルーアンから脱出する乗り合い馬車の乗客の「脂肪の塊」とよばれる人のよい娼婦を主人公に、同乗者た...
シミュレーション‐ロールプレーイングゲーム【simulation role playing game】
コンピューターゲームで、シミュレーションゲームとロールプレーイングゲームの特徴をあわせもつゲーム。プレーヤーが主人公となって場面に応じて判断を下す戦略性と、ゲームの進行に伴って成長するという要素...
シャーロッキアン【Sherlockian】
英国の小説家コナン=ドイルによる、私立探偵シャーロック=ホームズを主人公とする一連の推理小説の熱狂的な愛好家・研究者。シャーロキアン。
しゅ‐こう【主公】
1 主人。また、主君。「—の言真に然るや」〈織田訳・花柳春話〉 2 物語などの主人公。「滑稽の小説には是等の種類の—を用いて」〈逍遥・小説神髄〉
しゅ‐やく【主役】
1 劇・映画などの主人公の役。また、それを演じる人。 2 ある事柄における主要な役割・役目。また、それをつとめる人。「歴史の—をになう」「パーティーの—」
しゅんとくまる【俊徳丸】
謡曲「弱法師(よろぼし)」の主人公。讒言(ざんげん)により、家を追われて諸国を流浪し、盲目の乞食(こじき)になる。説経節「しんとく丸」、浄瑠璃「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」などにも脚色。
しょうあん【咲庵】
中山義秀の時代小説。明智光秀を主人公にした作品。「咲庵」は光秀の雅号。昭和39年(1964)刊行。同年、第17回野間文芸賞受賞。
しょうちゃんのぼうけん【正チャンの冒険】
織田小星(織田信恒)の文と東風人(とうふうじん)(樺島勝一)の作画による漫画。大正12年(1923)から日刊紙「アサヒグラフ」で連載。主人公の「正ちゃん」のかぶる帽子が、正ちゃん帽とよばれ流行した。