しょうちゃん‐ぼう【正ちゃん帽】
毛糸で編んで、頂に毛糸の玉をつけた帽子。大正12年(1923)ころ、樺島勝一の作画による漫画「正チャンの冒険」の主人公がかぶっていたところから流行した。
しょうふイエス【娼婦イエス】
《原題、(フランス)Jésus la Caille》カルコの小説。1914年刊。モンマルトルの男娼を主人公とする作品。
しょえんおおかがみ【諸艶大鑑】
浮世草子。8巻。井原西鶴作。貞享元年(1684)刊。「好色一代男」の主人公世之介の子世伝が、諸国の遊里の表裏を、くにという女から聞き書きした形で述べたもの。別名「好色二代男」。
しらなみ‐もの【白浪物】
盗賊を主人公とした歌舞伎・講談などの総称。「白浪五人男」など。幕末期に流行し、河竹黙阿弥はその代表的作者。白浪狂言。
しらゆきひめ【白雪姫】
《原題、(ドイツ)Schneewittchen》グリム童話の一。また、その主人公。雪のように白い王女の白雪姫は、彼女を殺そうとする継母から逃れて、七人の小人にかくまわれたところを、毒リンゴで殺さ...
しろいへやでつきのうたを【白い部屋で月の歌を】
朱川湊人の中編小説。霊能力者のもとで除霊アシスタントをつとめる少年を主人公としたホラー作品で、平成15年(2003)、第10回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。同年、同名の作品集も刊行された。
しろきみねのおとこ【白き嶺の男】
谷甲州による山岳小説。主人公は、登山家の加藤武郎をモデルとしている。平成7年(1995)刊。翌年、第15回新田次郎文学賞受賞。
しんきょく【神曲】
《原題、(イタリア)La Divina Commedia》ダンテの長編叙事詩。1307〜21年刊。地獄編・煉獄(れんごく)編・天国編の3部からなる。ダンテ自身が主人公となってこの三界を巡り、神の...
しんごじゅうばんしょうぶ【新吾十番勝負】
川口松太郎の時代小説。昭和32年(1957)から昭和34年(1959)にかけて「朝日新聞」に連載。将軍徳川吉宗の落胤(らくいん)である青年剣士を主人公とする活劇で、映画化もされた。続編に「新吾二...
しんじゅくざめむげんにんぎょう【新宿鮫無間人形】
大沢在昌のハードボイルド小説。新宿署の鮫島刑事を主人公にした「新宿鮫シリーズ」の一つ。平成5年(1993)刊行。同年、第110回直木賞受賞。平成7年(1995)テレビドラマ化。