やまとたける【ヤマトタケル】
スーパー歌舞伎の演目。昭和61年(1986)初演。原作、梅原猛。脚本・演出、3世市川猿之助。神話の英雄、日本武尊(やまとたけるのみこと)を主人公とした作品。
やまのおと【山の音】
川端康成の小説。昭和24年(1949)から昭和29年(1954)にかけて発表。年老いた主人公が息子の嫁に抱く情愛や死への恐怖を描く。昭和29年(1954)、第7回野間文芸賞受賞。同年映画化された。
やまのまおうのきゅうでんにて【山の魔王の宮殿にて】
《原題、(ノルウェー)I dovregubbens hall》グリーグの管弦楽曲。「ペールギュント」第1組曲の第4曲。ロ短調。題の魔王とは、主人公が山の中で会った妖精トロールの王をさす。
やまのむこうはあおいうみだった【山のむこうは青い海だった】
今江祥智の処女小説。主人公の少年の一夏の冒険を描く。昭和35年(1960)刊。
ゆいま【維摩】
《(梵)Vimalakīrtiの音写「維摩詰(ゆいまきつ)」の略。浄名(じょうみょう)・無垢称と訳す》 維摩経の主人公として設定された架空の人物。古代インド毘舎離(びさり)城の長者で、学識に...
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。 謡曲。...
ゆうせんくつ【遊仙窟】
中国唐代の小説。張鷟(ちょうさく)(字(あざな)は文成)著。主人公の張生が旅行中に神仙窟に迷い込み、仙女の崔十娘(さいじゅうじょう)と王五嫂(おうごそう)の歓待を受け、歓楽の一夜を過ごすという筋...
ゆっくりうたろうとりものひかえ【ゆっくり雨太郎捕物控】
多岐川恭による時代小説のシリーズ。八丁堀同心、若槻雨太郎を主人公とする。昭和42年(1967)から昭和50年(1975)まで「週刊新潮」誌に連載された。シリーズ最初の単行本は昭和43年(1968...
ゆめ‐おち【夢落ち】
漫画や映画などの結末において、それ以前のストーリー全体が主人公などの夢の中での出来事だったと判明すること。また、その手法。→邯鄲の枕 [補説]読者・観客が味わった感動や感情移入が空虚なものに感じ...
ゆれ‐うご・く【揺れ動く】
[動カ五(四)] 1 一か所にとどまることなく、左右前後に動く。「荒波に大きく—・く船体」 2 不安定な状態にある。また、ゆらいで変化する。「—・く世界の情勢」「主人公の—・く心情を読み取る」